凸版印刷、Zホールディングス…こんなにあるよ10月の社名変更!
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事業ドメインをどのように設定するか、ということと社名とは強く関係があります。
例えば、この記事のタイトルにも挙げられている凸版印刷については、祖業である印刷事業に囚われず、その他事業領域をさらに拡張していくという意思表示であると見ることが出来ます。
これは、アップルがアップルコンピュータから社名変更をしたのと基本的には同じような狙いだと言えます。
その他の企業についても、基本的には事業ドメイン拡張が意図されていることと、自社の目指すビジョンをしめしたものであると言えるのではないでしょうか。
社名はその会社を表すもので非常に重要であるのは言うまでもないことですが、同時に、それが実際に行っている事業との整合性がなければ、掛け声倒れの印象を与えます。
また、文字の上でのドメインを広げすぎるのも問題で、そうすると、現実味のないものになってしまいます。現実に即した名前になっているかどうかが大事でしょう。そうでなければ、何をやっている会社かよく分からず、社内外に混乱を来します。
したがって、社名変更を行ったのであれば、社名の意味にふさわしい成長戦略が構築できているか、ドメインの広がりに対して必要な変革を実践しているか、ということが重要であると言えるのではないでしょうか。10月1日に、ZHD、ヤフー、LINEは合併して「LINEヤフー株式会社」になります。サービス連携がんばりますので、ますます宜しくお願いします!
かつて私がいた日産自動車は、海外で知られていた「DATSUN」(ダッツン)
を「NISSAN」(ニィサン)に突如変えた。CIとかが流行初めたころ、折角長年築き上げたブランドが一夜にして消し飛んだ。その後大手コンサルを入れて、机の書類を一人30センチ以内にしろ、とかわけわからない業務改革が行われ、何の成果もなかった。あれは一体なんだったんだろう。今でも思う。