タイトルにある奇譚・水滸伝のように戦闘シーンは出てこないが、水滸伝並みに日本の日常生活からかけ離れた文化を垣間見ることができる。 マスコミが伝えるイラクがいかに一面的な見方か確認できるとともに、読むだけで非日常を味わえる。 あとがきを読むと、非日常まみれのイラクもかなり世俗的な足音が聞こえるのは少し残念になる。 イラクのみならず、異文化(日本から見た異文化)に好奇心を掻き立てられる一冊。
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