タブレットを使った授業は不適切? 紙と鉛筆の教育へ戻る流れにモヤモヤ...
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デジタル機器は「便利」すぎて、慣れてしまうと不便なことが億劫になってしまう側面はありそうですよね。
我が家の3歳の娘は、紙にお絵描きをするよりもiPadで絵を描く方が楽しいといっています。紙でお絵描きするときは、ページを自分でめくって選んで、色々な色のペンや色鉛筆をお兄ちゃんと取り合いになりながら選んで・・・と面倒なのもあるのかと。
タブレットじゃだめで紙が1番、なのかは分からないですし、成績が全てとか全く思わないですが、子育てをする親としてはある程度は不便な紙に馴染んで試行錯誤したりする経験もつけて、デジタル機器でもアナログでもどっちも対応可能な「バイリンガル」になってほしいなーと思ってます。日本でも民主党政権で文科大臣が「デジタルだと読まなくなる書かなくなる」と主張したので、デジタルのほうが字を読むというデータがあるし、書かせたいならデジタルで書かせれば良いと反論し、ひとまず静かになりました。
(デジタルは目が悪くなるという主張もあり、ぼくがメガネなのは本の読みすぎなので本を禁止してくれと反論し、ひとまず静かになりました。)
その後くりかえし反デジタル論が起こりつつ、イマココです。
いつかまた日本でもこういう政治反動が起こりかねません。要注意。以前東大の研究でスケジュールなどを書き留める際に、スマートフォンなどの電子機器と比較して、紙の手帳を使った方が、記憶の想起に対する脳活動が定量的に高くなるということを発見したという発表がありましたよね。
https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/press/z0109_00001.html
彼のグループが行った研究によれば、紙の手帳を使ってメモを取ると、言語や視覚関連の脳活動が電子メディアよりも高まることが示されています。
これは、紙上の情報や場所、書き込みの位置関係など、視覚的な手がかりが豊富に関連付けられて記憶されるとのこと。
この結果から、紙を使った学習は記憶の定着に有利であり、新しい思考や創造的なアイディアの発想にも役立つと述べられています。
さらに、手書きのメモはタイピングに比べて遅いため、キーワードの抽出や要約のスキルが要求されるため、アメリカの研究では、講演を聞きながら手書きでメモを取る学生とパソコンを使う学生とを比較し、手書きの方が概念的な理解が高まることが示されたとのこと。
人によってアナログとデジタルそれぞれ合う合わないがあるとは思いますが、個人的にはKindleで本を読む場合と、アナログで本を読む場合は、この辺りのページにこういうことが書いてあったなぁ。と3次元的に記憶に残る気がするんですよね。