横浜の米軍施設跡のテーマパーク、三菱地所が事業者に TDL同規模
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正式に横浜市からリリースが出ましたね。
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/toshiseibi/jokyo/kukakuseiri/kamiseya/themepark/kobo.html
上瀬谷通信基地は、横浜駅から20分くらいでつく相鉄線の瀬谷駅から3キロくらい行ったところにあります。15年に返還されて27年には花博が開催予定。めちゃくちゃ広大な土地が残っており、リリースによると70万m2という途方もない開発になるそうです。「ジャパンコンテンツと最先端のテクノロジーを使ったテーマパーク(笑)」を軸に、農業・物流・公園防災という3つも整備すると。地所がどんなコンテンツを引っ張ってこれるのか注目ですな。
問題は決して良いとは言えない交通事情なわけですが、東名高速の町田~大和トンネルの間で新しいインターチェンジを作る検討をしており、車は何とかなりそうな印象。ネックになるのは瀬谷駅からのアクセスをどうするのか、ですかね。直線距離で3kmあるので、シャトルバスで運用するのか、以前上がった新交通システムを入れるのか、はたまた別の案があるのか。
まぁ個人的にはこっちに横浜FCのスタジアムとか作ればいいのに、と思ったりはします。ディズニーのようなものを、誘致するのではないと思います。2027年開催の「GREEN×EXPO2027」の来場者見込みが半年間(3月〜9月)で1,500万人なので、その半分(年間1,500万人)の人を安定的に引き付ける集客装置を作ろうという話しだと理解しました。そう考えると、案外荒唐無稽なプロジェクトではないように感じます。三菱地所にとっても、博覧会で加速をつけてもらって、オフィスビルや商業施設メインでない「人が集まる場所」を造ることに取り組むのは、デベロッパーとして将来の競争力をつくる重要な一歩で、戦略的な取り組みに位置づけているはずです。交通手段もこれから整備すればいいわけで、博覧会や都市再生という文脈からさまざまな支援も得やすいでしょう。一旦集客装置が出来れば、宿泊施設の開発も進む可能性があり、海外の年金などからの投資資金が流入する期待もある、と私は考えています。
それにしても、万博の集客力ってすごいんですね。少し調べてみて、それを再認識しました(↓)
・博覧会来場者データ
https://banpakuworld.com/ranking-visitor/
・2027横浜園芸博
https://expo2027yokohama.or.jp/about/movie/
・BIE公式HP(データライブラリがあります)
https://www.bie-paris.org/site/en/結局それか、と言った感じですかね。発想が古いような。ほぼ永久不滅のディズニーならともかく、テーマパークならどんなに知恵を絞ったところで30年も経てば陳腐化します。環境に配慮し、地域で長く愛されるものにして欲しいですね。