「若者の読書離れ」はウソ、しつこいレッテルの裏に“一部の大人”の勝手な失望?
コメント
選択しているユーザー
「大人が読ませたい本」と聞くと、「課題図書」が頭に浮かびます。
読みたい本ではなく、読まなければいけない本を読め、それが読書だ、と言われても辛いのは当たり前。
とは言え、世の大人達が揃って嘆いているのが、「読解力の低下」。だから「ちゃんとした」本を読んで文脈を読み取る訓練を・・・となるのでしょうか。
本を読むことは読解力の確実な向上につながるのでしょうか?というか、「ちゃんとした」本でないと読解力はつかないのでしょうか?
読み手の観点が変われば書き手の観点も変わる。そうやって文学や随筆などは変化してきたはずです。「大人が眉をひそめるような内容」の本が出版されるということは、新たなる文学カルチャーがそこに生まれている証拠で、今後の文学界の多様化につながるチャンス・・!とはいかないのでしょうかね。
大人も若者も、理解できる情報が短いものになってきているということは言われています。それはやはり、世の中の流れの加速化や情報の増量によって、求められる力がじっくりとした読解よりも処理の速さに移行してきているからかもしれません。
実社会に求められている力と、知的な人間として理想とされる姿のギャップが、浮き彫りになってきているのだと感じます。
注目のコメント
好きだったら読めばいいし、好きでなかったら読まなくていいのではないかと思います。
問題は、文章読解力が低い傾向にあることです。SNSなどを見ているとよくわかりますが、何か効果的に手を打てると良いですよね…
私の場合はもともと紙に触れていたり物語に没頭したりするのが好きだったのでたくさん読書をしていましたが、最近は時間がなくできていないので読書離れを実感しています…この夏休みは意識してなるべく読むようにしていましたが、やっぱり本は面白いです。まず前提として教養や学問を志す学生たるものは、本を読むべきだとは思います。
その上で、読書離れ、活字離れというより、
文章を読めない人が増えてきているんだと思います。文脈とか物語の中の意味取りができない人は少なくないと思います。
つまり個人的に、問題は読書をしないことよりも、文章を読めるかどうかということだと思います。デジタル後、読む文字量が3倍になったという米国での調査がありました。紙離れだが活字離れではない。かつてデジタル教科書を巡り文科大臣経験者が「子どもが読まなくなる」と言うので、「もっと読むようになる」と猛反論したことがあります。
この記事も読書を扱うものだが、デジタルを含むのか、総量としての読書量がどう変化しているのか、そうしたデータに基づく話をしてほしい。