2023年最大ヒット『バービー』は生き方を問う映画だった。世代別座談会で激論
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性別、年代、仕事、性格、人種など観る人によってかなり受け止め方が違う映画ではないでしょうか。自分が置かれている状況次第で違和感を持つポイントや共感する言葉が違ってきます。奇想天外なコメディの中に、外形的な多様性だけでなく、観る人によって感じ方の異なるその「感じることの多様性」をも問いかけているのがこの映画の特徴だと思います。
この映画の中で提示されている世界を日本社会に置き換えてみると、グサグサくるところが多いのでは。何も違和感を感じない場合、価値観の多様化についていけてないということかもしれません。
私自身は、女性としてということ以上に、ケンを通じて描かれた「自分は自分」という部分に共感を覚えました。
注目のコメント
女性に限らず男性も「こうあらねばならぬ」という固定概念にとらわれ、さらに生きづらい変化が多い現代において、より複雑に思考が絡まっていくケースが多いと共感します。
しかし、心の根っ子で一番大事にしていることを千差万別様々な生き方で、「自分らしくありのままに生きる」ことが一番大切だと痛感します。
一人ひとり価値観が違って当たり前。自然な姿が一番美しい。今週、『バービー』観に行きました。日本で公開されてまだ1か月経っていないのに放映している映画館や時間帯が既に限られていました。夜に観たので大人ばかりなのは当然ですが、映画が色々と物議を醸しだしているからか、女性だけでなく男性の姿もそれなりに見かけました。
本記事記載の『バービー』に関するコメントは多様性に富んでいますが、それが映画を観る人の実態ではないでしょうか。『バービー』は、2時間という限られた時間内で、(主に)アメリカ社会の性や人種などダイバーシティに関する多くの問題を投げかけているためです。例えば、女性で仕事を続けている私でも、必ずしもバービーの世界観をいいと思っていないですし、ケンが感じた気持ちも理解できます。
エンターテイメント性を楽しみながら、自分がどう生きていくかを考えるのに、とても役立った映画でした。