消えた時価総額は250億ドル余り、欧州高級ブランド株が総崩れ
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欧州全般のインフレが需要が押し下げたとありますが、メインの要因は中国の不調でしょう。
LVMHの前期の地域別売上高は
フランス:8%
欧州(フランス除く):16%
米国:27%
日本:7%
アジア(日本除く):30%
その他:12%
となっており、アジアのほとんどは中国。さらに、値の張るファッション&レザーはアジアやウォッチ&ジュエリーに限っては、アジアのシェアが大きくなりそれぞれ36%と32%。特にこの2事業は利益もデカい。
アメリカが20世紀に100年かけて建造した建物に使ったコンクリーの量より中国が2011-2013年のわずか3年で使ったコンクリートの量が1.5倍も多いとあって、中国の不動産バブル崩壊の破壊力たるやいかに。
そりゃ、調整も入ります。フィナンシエール・リシュモンの直近決算は好調だったんですけど、インフレの影響が大きいのか、利上げの影響が大きいのか。
「カルティエ」親会社のリシュモン、22年の売上高は19%増 インバウンドが戻った日本は44%増と好調
https://www.wwdjapan.com/articles/1567581