廃棄マヨネーズで発電 キユーピー社員、食品ロスに挑む
日本経済新聞
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食品の工場排出物の循環方法としては、ここでに記載されている堆肥化や焼却処分のほか、飼料化や熱回収もあります。
しかしマヨネーズは飼料化には不向きで、熱回収よりもバイオガス発電のほうが効率が高いことも多く、家畜のふん尿の有効活用にもなり、発電以外の用途(暖房など)にも使えるというメリットがあります。
本取り組みは過剰在庫というよりも、製造工程でやむを得ず発生する廃棄物が対象となるということですが、廃棄物などを管理する担当者は、とりあえず目の前の廃棄物を処理業者に委託するのが仕事と考え、製造ラインの工夫などに着手まで頭が回らないという方も多い中で、製造工程に様々な工夫を凝らして少しでも廃棄物を減らそうと働きかけ、実際に廃棄物量を1/3にできたという点、素晴らしいと思います。
そしてこのように現場で改革に携わった方が、全社のサステナビリティを受け持つことは、様々な恩恵があると思います。マヨネーズの国内生産量がおよそ20万トンということなので、廃棄量はおよそ1000トンということですね。廃棄物の量としては多いですが、これで収益が上がる事業にしようとするとかなり小さい量となります。今回の取り組みは手間とコストあまりかけずに廃棄物を有価物にできるもので、非常に理に適っていると思います。
素晴らしい活動だと思うのですがメーカーだけで挑むのではなく、
小売側でもいかに廃棄になる返品を少なくするかを一緒にアクションしてほしいですね。
「再利用されるならいいでしょ」っていうスタンスから、減らしながらどうしても出てしまった廃棄は再利用という循環があるとよりいいのだと思います