ムーディーズ、23年米成長率予測を上方修正 24年中国は下方修正
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不動産やインフラへの固定資産投資の割合が米国と比べ圧倒的に高く、個人消費の割合が圧倒的に低いのが中国のGDPの特徴です。輸出依存の製造業が占める割合も中国はまた高い。
レバレッジが効く固定資産投資は伸びている時は個人消費をも刺激して大きな力を発揮しますが、逆回転を始めると影響が深刻化しがちです。中国政府は不動産バブルが崩壊しないよう手段を尽くしているようですが、積み上がったレバレッジ(→負債)を考えるとこれを再び噴かすことは難しそう。経済依存度の高さを政治的な圧力に使う姿が日本の処理水問題でまたもや露になったいま、世界の工場としての地位にも何らかの影は差すでしょう。見方によれば50%に達するとされる若年層の失業も、こうしたことと無縁ではないはずです。
片や米国の個人消費はインフレ下でもなお好調で、幾分弱さが見えるとはいえ雇用環境も良好です。遠からず経済規模で中国に抜かれるかも、と言われた米国ですが、今じゃ誰もそんなことは考えない(たぶん)。自信があるから国益を追求して中国を牽制することも可能です。
「23年米成長率予測を上方修正 24年中国は下方修正」とのことですが、根っ子のところで中国の見通しが下がり米国の見通しが上がっているような・・・ この先それなりに減速はするのでしょうが、なんだかんだいっても自由な米国は強い国ですね。ン? あらぬところに筆が走り過ぎましたかね f(^^;