【WOTA前田×日本総研】今こそ本気で、日本の「水」問題を語ろう
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「次世代起点でありたい未来をつくる」というパーパスの実現に取り組み、政策提言・インキュベーション・コンサルティングの手法で、日本の社会課題の解決に立ち向かう日本総合研究所の連載企画がスタートします。
第一弾となる今回は、「水インフラ」に焦点を当てます。
年々、水災害被害が増加の一途を辿る一方で、過疎化や老朽化によりダムの治水能力低下や上下水道の値上げなどが懸念されており、現状の仕組みでは「水」をめぐるあらゆる社会課題に対処しきれなくなっています。
そうした状況をどうすれば打破できるのか?
新しい治水の仕組みの構築を進める日本総研 創発戦略センターの石川智優氏と、道がない場所でも水の利用を可能にするプロダクトを通して、水問題の解決に挑む前田氏。異なる角度から「水インフラの再構築」に挑むお二人にお話いただきました。うーん、しっくりきませんでした。水道などインフラを再評価することと同時により充実させることも重要ですが、人工物で自然を相手にすることには限界があります。
水害が多いのは、人間による人工物が異常に多いことが挙げられます。特に都市洪水とか、アスファルトのように水を涵養しないことなどですし。
私は二つの観点を持っています。一つは、自然の機能を活かしたグリーンインフラ。土や木々が持つ水源涵養、土砂災害防止機能を理解することが不可欠です。
二つ目に山をもっと豊かにすることです。水源涵養だけでなく、長期的に私たちに豊かな水を届けるだけでなく、陸も川も海も豊かにします。
これら環境工学的な観点をもってインフラを見ています。すごくいい記事だ。勉強になった。
・日本にダムが3,000もあること。
・そのダムが「治水」と「利水」に目的と使途が分かれていること。
・治水と利水のダムを相互に利活用するハイブリッド活用という大きな可能性があること。
・水道普及率98%という素晴らしい日本で、これからの縮小局面でも「小規模分散型水循環システム」という技術と選択肢があること。
・既存インフラをはじめ、使えるものは全部使うという「流域治水」のマインド
暗い未来ではなく、明るさと可能性を感じることができた。
どの分野/領域でも、これからの人口減少フェーズでより一層大事なのは、それぞれが頑張るのではなく、「ベクトルを合わせていく」ことなんだと、改めて思った。