これは「新・ウッドショック」なのか?木材業界で相次ぐ大型倒産、危機感高まる
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長野県では大きく取り上げられたニュース。
征矢野建材は主に中南信地域のアカマツなど針葉樹を建材に加工し割と高品質で付加価値の高い建材を取り扱っています。
主業務は割と好調だったものの、11年前から県や市と共同出資で取り組んで来た木質バイオマス発電事業がなかなか軌道に乗らず債務超過に陥っていました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/044e1d14c7f1c168ac9ce1fc0c78b1267ef61e67
「バイオマス資源活用事業の計画の見通しの甘さに加え、ウッドショックの影響などから、多額の債務超過が続いていた。さらに、木質チップの供給不足に起因して、多額の補償金債務が発生。資金繰りが限界に達し、今回の措置となった。 8月9日付で、綿半ホールディングス(株)(東京都新宿区)とスポンサー契約を締結している。なお、従前通り、営業は継続している」
バイオマス発電事業は国や自治体の補助もあって全国各地で広まっていますが、肝心な間伐材など燃料材の調達にどこも苦慮しているようで、そもそも林業者が少なすぎるという問題が大きいかと思います。木材卸売はもともと利幅の少ない業種ですが、老舗問屋ほど過去のよき時代の蓄積があることが強みだったはずです。倒産するということはこれを食い潰してしまったのでしょうが、記事にある通り足元の事業環境の悪化のみならず、業界そのものが人口減少による需要源が見込まれることも民事再生に至る背景にありそうです。
木材高騰してるから、ぼろ儲けの大チャンスじゃないかと思いますが、逆方向でしたか。
家を建てるときは、ウッドショックでも、仕方なく建てるじゃないかと思っていましたが、そう言うわけにはいかないみたいですね。