中国、日本水産物輸入を全面停止 処理水海洋放出に「強烈な非難」
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前情報通り中国が日本の海産物全面禁輸を決定した。
この発表の前にも約3割ほど日本からの水産物の輸入はストップしていた。
22年の日本から海外への海産物輸出額は前年比28.5%増の3873億円。
主な輸出先は
中国(全体の22.5%)
香港(19.5%)
米国(13.9%)
となっており、単純計算で870億円規模の痛手を日本の水産業は背負うことになる。
現在国が処理水の放出終了までの間の風評被害を補填することは発表しているが、この額を直接国は漁業関係者に対して補填するのだろうか?
気になるところだ。
また、tipsとして現在中国は日米が半導体機械の輸入規制をしていることに対して、レアメタルの輸出規制も敷いている。
中国の外交手段としての輸出規制はいつもの事ではある。水産物輸出入に関係してる方々からしたらたまったもんじゃないですが、中国とビジネスする上で起きうる政治リスクではあるので、粛々と対応していくしかないですね。
中国国内景気すこぶる悪くなっているので、中国政府が市民の不平不満の矛先を日本に向けてガス抜きする、みたいな動きがエスカレートしないことを祈っています。全面禁止となると日本の水産業者や中国で日本産品を扱う小売店にとって打撃になる。
しかし、自国(中国)の"経済"がピンチの時にこんな事をしている暇があるのだろうか。
福島が海洋放出する年間処分量と比較して、中国の原発は最大で約6.5倍のトリチウムを放出している。
2020年には東シナ海に面した浙江省の泰山第三原発で143兆bq。翌21年には広東省の陽江原発で112兆bqと、福島の目指す22兆bq未満という基準を遥かに上回ってるのにも関わらず、なぜ自国の事は棚に上げ、他国の時は攻撃的になるのか。