サントリージン「翠」大ヒットの舞台裏。「三位一体」のマーケティング戦略
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サントリーのジン「翠」のマーケティング戦略。飲食店の展開から、量販店での瓶、そして缶へのスライド。素晴らしい販売戦略。
付け加えると、クラフトジンの流行と、あえて逆張りして印象に残った「まだ流行ってない翠ジンソーダ」(流行る前に先乗りしたいヒトの心理をついている名コピー)のCMも効いているかと思います。サントリーは、ハイボールしかりとてもマーケティングが上手ですよね。
まわりでも飲む人が増えている印象がありますし、CM、飲食店ならびにスーパーでも増えている印象があります。ここまで大企業で色々な酒類があるなかで、こうやってポートフォリオを考えられているのはさすがとしか言いようがありません。
記事にあるように、「ハイボール、レモンサワーに続く『第3のソーダ割』」のポジションにジン「翠」はなったように思います。サントリーは15年くらい前に「角ハイボール」をこの三位一体戦略で売ってからこの手法には相当自信持ってると思われます。
1ケース買ったら1ケースあげるくらいの勢いで飲食店に満遍なく行き渡らせて、店舗での販促物の展開と共にTVやWEBで一気に露出、フラッと入った飲食店に置いてあるから気になった時に一度は注文してみる→情緒に訴えるCM→自分もその気分に浸りたい→また頼む→習慣化→当たり前の景色に、という。
飲食店もビールという高原価商品からスライドしてくれるから嬉しい→販促に積極的になる、という流れ。
(例外のプレモル売る時は相当リベート出してたんだろうと思うけど、その当時は自分で経営してなかったので分からず)
何が凄いって下流までブランドの伝え方や魅力が落ちて来ていた所。
イチ飲食店のアルバイトだった俺まで展開初日から「角ハイボールには軽く絞ったカットレモンを必ず付けて」と口酸っぱく他のスタッフに教えていたほど。
上流で仕掛けを考えてた人達も凄いけどサントリーは営業マンのマンパワーが半端ないんだと数年後に気付きました。
(けど当時の会社の大嫌いな社長が自店舗や近くのクラブで頻繁接待を受けて偉そうにしてたのが嫌いで悪いイメージしかなくて自分の会社ではサントリーと全く取引をしてないという。笑)でも凄いです。