【新哲学】時代に疲弊せず、長く繁栄する「商い」をする方法
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とてもとても刺激的で心地よい不思議なインタビューでした。
手を動かす職人であり、モノを売る商人であり、そして長い時間軸で「商い」を考える哲学者のようであり、でも「言語化できない価値」を体現しているだけあって、その魅力は一言ではあらわせない。
現代のビジネス、もっといえば資本主義の論理、イノベーションを、真っ向から否定するわけでもなく、でもその矛盾をしなやかに心地よく乗り越えて、みずからの商いを未来に向かって繁栄させている。
日本のビジネスのヒントになる視点が、満載のインタビューでした。
(というか、文字起こしを見直しても、まだまだお伝えしたい視座と思考が残っていますが、今回はとりあえずここまで…)
ぜひ、150年の老舗茶筒屋なんて関係ないとおもわず、騙されたと思ってお読みいただければ非常に幸いです。多くの会社がもっと稼ぐ、もっと大きくなるという考え方に取り憑かれているにも関わらず、仕事量にキャップする考え方は、社員みんながハッピーになる素晴らしい考え方だと思います。
コロナ禍では、一人でも多くの患者を受け入れようと頑張る病院が多く、賞賛を浴びましたが、その背景に戦いきれずに人が辞めていった病院がいくつもあります。
アメリカではしっかりと仕事量を決めて契約が行われるにも関わらず、日本では建前のみで実際はやれる事は何でもやらなければならないという働き方が行われています。働き方改革の良い形での普及が期待されます。たまたま昨日読んだ本に「(伝統工芸は)世界に誇るべき技術を持っており、本来ならば一番つぶれにくい商売。にもかかわらず色々な老舗がなくなっているのは経営に課題があるから。後継者は改めてそのことを知るべきだと思う」という燕市玉川堂(ぎょくせんどう)の7代目玉川氏の言葉がありました。こういうことか、と改めて思いました。