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注目論文数、日本13位に転落 過去最低更新 イランに抜かれる

産経ニュース
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  • 研究環境の変化との因果関係はあるのだろうか。


注目のコメント

  • Polymer manufacturing industry Principal Research Scientist

    このような数字にとらわれるべきではないという意見も真理を突いていますし、日本の研究力を表す指標として有用だということもまた事実です。日本人がノーベル賞を多く受賞しているこの10数年、受賞者がその研究を行っていたころの日本の状況を考えることが大切な気がします。

    <現状>
    ・薄っぺらい論文(=流行時の落ち葉拾い)を量産しないとパーマネントポストを取れない若手の状況
    ・博士課程の学生が無償のテクニシャンとなり指導教官のテーマの実験要員と化しているため、その後10~20年のスパンで考えられる研究テーマを持たずにPhDを取得してしまう
    ・流行りの先読みをした孤独な研究テーマに研究資金が付きにくい
    ・資金提供側および勤務先の管理が極めて厳しいため事務仕事が多忙を極め、教授のみならず准教授でさえ実験室に入らない
    ・競争的資金を取らないと研究費がほぼ無いという状況になるため、研究費を取れない人が研究成果をあげられず再び取れない一方、取る人に資金が集中するというゼロサムゲームになっている

    昔の先生方は伸び伸び仕事していたなあと思います。


  • 東京大学 中国思想文化学研究室助教

    被引用数というのは研究の国際的インパクトを示す客観的な指標であり(もちろん個別の分野・論文によっては特殊な事情を伴う例外もあり得ますが)、特に引用数上位の論文本数があまり伸びていないというのは、「選択と集中」がうまくいっていないことを示しています。
    そもそもは国際的インパクトや実益の大きくなりそうな研究を「選択」して、そこに資金を「集中」して投下する、というのがこの20年間の「選択と集中」の方針です。この大義を掲げて、運営費削減と競争的資金拡充を行い、これに伴い雇用の流動化と研究プロジェクトの短期化を引き起こして来ましたが、本記事で述べられているように、数字上の成果が出ていません。
    「選択」の選球眼や仕組みが悪いのか、もしくは方針自体が間違っていると考えるべきです。例えば民間企業であれば、数字で成果が出ない場合は、ガンガン詰められながら急いで原因分析と方針転換を進めるはずです。国も同じはずなのですが……

    その他、上記と重複する部分もありますが具体的に細かい要因を挙げていくと、
    理系固有の事情としては技官(法人化以降は「技術職員」)の激減による研究活動の効率ダウン、文系にありがちな事情としては論文の電子化の遅れ。
    また文理に共通するのは、若手研究者の雇用流動化(→就活の履歴書を埋めるために実績を粗製濫造する必要があり、腰を据えた研究ができない)、大学改革に伴う事務作業増加(ガバナンス強化、コンプラ遵守等。出向して来た官僚たちの点数稼ぎも多く含まれる)、競争資金獲得のための書類作成が増えたこと、等が挙げられます。


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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    文部科学省の科学技術・学術政策研究所による『科学技術指標2023』を見ると、
    https://nistep.repo.nii.ac.jp/records/2000006

    「トップ10%補正論文数」で、「12位」とか「イランに抜かれた」というのは、分数カウント法による場合ですね。
     整数カウント数でも12位ですが、こちらではイランには抜かれておらず、インドに抜かれています。
     1つの問題は、「論文数」だと5位なのに、世界でのトップ10%、トップ1%の引用数で見ると、13位、12位であることですね。日本で書かれた論文は、数はある割に、世界中で引用される度合いは少ないのです。

    この順位は、「2019-2021年」であることは、留意しておく必要があります。
     これまでそうであったように、これから先、この順位はどんどん下がるでしょう。

    なお、集計の対象となっているのは、化学、材料工学、物理学、計算機・数学、工学、環境・地球科学、臨床医学、基礎生命科学の8分野です。

    この集計は、むしろ日本に有利な集計方法です。
     人文、社会諸学を入れれば、順位はもっと下がります。国際的に多数引用される日本で書かれた人文、社会諸学の論文は、誤差といえるくらいわずかなものです。
     英語で書かれていない論文は国際的に引用されることはないので、論外です。

    なお、イランの大学が健闘しているのは、少数ながら、数学などで世界中で物凄い回数で引用されている研究者が何人かいるからですね。
    https://isc.ac/en/news/1925/14-iranian-researchers-among-the-top-0.1-highly-cited-researchers-in-2022


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