バルミューダ、小型の風力発電機を開発 23年秋に実証実験へ
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写真だけから見ると九州大学のレンズ風車によく似ています。ただ風下側のフィンのようなものが気になりますが、風向により追従しやすくする工夫なのか、独自の二重構造が優しい風を生み出す扇風機GreenFanの構造を応用したものだとすると、ブレードが内側と外側の二重構造になっていて、強風でも内側のブレードと外側のブレードの起こす後方への風を和らげてくれる作用があるのかもしれません。
風車は回らないことには電気を作れませんが、回りすぎても、風車が壊れてしまうので、強風下ではブレードの回転を停止させますが、その辺の技術的な詰めがされているんだろうと思います。
1m程度の小型風車の課題は、タワー高さも低いことを想定し、ある程度市街地での設置も想定しているのかもしれません。
洋上風力発電のタービンの大型化が進み、中国では18M機も開発されています。
一方陸上風車は地域住民からの反発も出ているので、小型風車の可能性もあるとは思いますが、系統連系というより、自家消費的な小型風車を狙っているのかもしれません。
それでも本当に発電してくれるのか、強風でも大丈夫かなど、実証で確認していく必要はあると思います。
でも自家消費としても本当に採算が取れるのでしょうか?
工場にシンボルとして活用されるだけにならないことを心配しています。高いマーケティング能力とデザイン性で勝負されてきたバルミューダさんが、風力発電機の開発に参入されると言う事だそうです。
少し流体力学を囓った程度で恐縮ですが、取り出せるエネルギー量は厳格に物理現象に依存するため、強烈な効率化は難しい分野です。
であるならば、多くの風力発電は大型化することで対応しました。
そして、小型だと、壊れにくいこと、部品点数が少なくて安価に作れる事などで個性的なものが生まれている印象があります。
特に、垂直回転方の風力発電機は、軸が1軸のみで構造が簡単であるためか、輸入品がネット通販などで手に入ります。
しかし、本格的に普及しているとは言えませんね。
水資源が豊富な長野県在住の者としては、風力よりも小水力の方もやってほしいなと言う気はしますが、そこだとバルミューダさんが強みとするデザイン性で勝負が難しいのかも。
これが新たな流れになるなら楽しいなと思いました。