商品に温室効果ガス排出量の削減表示、加速する「情報開示」の現在地
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たしかドイツでの実証実験だったと思いますが、飲食店のメニューにカーボンフットプリントを表示したら消費者は排出量のより少ない商品を選ぶ傾向にあったそうです。表示の正確性にはまだまだ課題はあるでしょうが、こうした「見える」化が進むのは良き傾向
複数の部品を取り扱っている工場だと、製造に必要な機材の消費電力等を部品種類ごとの重量や個数で按分して原単位と掛け算するなどの対応となりがちです。
廃棄物処理・リサイクル業界でも同様で、異なる会社でも処理方法が一緒であれば原単位が同じで、各社の脱炭素に向けた取り組み過程が反映されにくくなっていることが課題です。SDGsバッジの次はこうした実際に行動を生み出す仕組みが広がるとよいですね。脱炭素のためには、利便性や安価であることの優先順位を下げた消費行動が必要になる局面があります。既存の価値観とは異なる新たな基準が可視化され社会で共有されることが、サステナブルな社会に向けた行動変容を生み出すのだと思います。