AI時代に「アナログ」が必要な2つの理由
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ネットに無い情報が重要になりますね。特に個人個人のリアリティに紐づいた情報が価値を産みます。ただし、大部分の情報には価値が無いので、そこから選び出し、意味付けし、構造化することが必要です。で、そのプロセスには生成AIが役立ちます。
アナログと言っても、アンケートやインタビューでは生成AIに勝てないかもしれません。なぜなら生成AIを使えば1000人インタビューが実施できるからです。
生成AI登場以前の2018年にチャットボットを使って住民インタビューを実施したことがあります。定型的なシナリオでしたが問い直しによる深掘り効果はかなりありました。
今なら生成AIで個人に合わせて詳しく聞けますし、意見分析もお手のもの。またやってみたいです。
・AIで市民の意見を深掘り、新潟市と三菱総研が実証実験
〜公共施設マネジメントに生かす市民ニーズを抽出〜
https://project.nikkeibp.co.jp/atclppp/PPP/news/051400725/探せば出てくる二次情報だけではなく、如何にリアルな一次情報を取得出来るかが差別化のポイントになりますね。記事の中にある、その場での質疑など、内容に関する想いや文脈を聴くことは重要な付加価値だと感じました。
同様に、生成AIが他の莫大な情報(著者の過去の発言や討論の記事などもあるかも知れない)を学習して文脈を類推したテキストを吐き出してくる、もしくはそれを導くプロンプトを我々が打てる様になると、また違く角度の面白い価値が発言されそうな期待も感じました。事前に質問の練習とか背景を思い浮かべる準備にもなれば、一次情報を取る際により深く切り込める様になるかもしれません。AI時代の情報収集と聞いて、デジタルで集められる情報だけが情報だと思ってはいないでしょうか。
デジタルの情報は、「誰でもアクセスできるため差別化にはつながらない」「こぼれ落ちてしまう情報がある(著者・執筆者の意図や思いが抜け落ち、臨場感・リアリティを感じにくい)」という欠点もあります。
今回の記事は、AI時代だからこそ、「アナログ」で情報収集することも大切だという話です。