新卒ですが、「会社の飲み会」って参加すべきですか? 給料が出ないのに参加したくないです
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ワタシも皆さん同様に「行きたくないなら行かなくてよい」が基本思想ですが、敢えて「(中途も含めて)入社 & 異動初期はできるだけ行った方がいいんじゃないか」です。理由は簡単で、他人のことを知れるから。情報が得られる。誰と誰は仲が良い・悪い、誰は実は理系、誰は誰の元上司/部下、誰はもうすぐ辞めそうだ、などなど。ワタシは人事担当だったのでとりわけそうでしたが、そうでなくても仕事は一人でするわけではないので、意外とこの手の情報は役に立つことがある。
そういう意味で言うと、同期の飲み会などよりも、いろんな世代や部署のヒトが集まる会などこそ「飲み代に相応しい価値」がありそうな気がしますね。行かなきゃいい。お金と時間使って参加した同僚が、メンター見つけ、チャンス掴んでも行かなかった自分の自己責任ですが。
行くも行かないも自分で決めて、行きたくない理由で参加者をディスるのもやめよう。行かない人を後ろ指さすのもやめよう。ここは職場、部活ではない。自立の前に自律。基本的に記事に書かれた意見に近い考え方を持っています。補足させていただくと、以下の通りです。
1 飲み会は給与支払い対象か
上司が指示をし、実質的に参加が義務付けられているような状態の場合には、給与の支払い対象になると考えられます。あらかじめその飲み会の主催者的立場の方に「参加が義務の場合は労働基準法に基づき給与の支払い対象にすべきである」ことを説明し、その説明(正論です)に対し上司の理解が得られれば残業代の対象にしてくれると思います。ただし、ほぼ100%の確率で「飲み会の参加は任意」と説明されると思いますから、こう説明された時にどうするかの考えは持っておいた方が良いと思います。
2 参加しない場合の影響
日本では「職能資格制度」(メンバーシップ型人事制度)を採用していることが多いとされます。この場合の人事評価は保有する顕在的な能力に対して、「仕事の任され方」という曖昧な基準が設定されることが多く、また、人事評価における等級の上昇はその方の仕事の大きさや給与基準等に関連します。累積型の評価ですから、先行者が走り続ける限り、若くして与えられた新たな経験が差を生むため、以降開きやすい傾向にあります。飲み会に参加しないという判断が、「コミュニケーションに難がある」という評価に結び付かないとも限りません。また、本来業務外の時間で業務の話をするのはおかしいのですが、現実的にこういった場は「非公式の人事面談」になっている可能性が排除できないため、参加しなかった方は不利益を受ける可能性がないともいえません。(こういう考え方自体、おかしいとは思いますけれど)
3 解決策
外資系企業の人事制度では「職務等級制度」(ジョブ型人事制度)という仕事のポジションに求められる能力レベルに応じて給与が決められることになります。設定された仕事に対する業績評価がシビアに行われるため、飲み会に参加して仲良くなったところで、業績未達が少し続けばドライな退職勧告が出ると思います。
結論として、飲み会程度に参加して何とかなるのであれば、行為に対するコスパは高いと思います。それが日本企業の弱点にもなっています。その社風に合わないのであれば、外資系企業に転職して高い成果を上げていくのが良いと考えます。