MUFGとモルガンS、証券調査部門など統合へ-提携関係を深化
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リーマンショック後、MUFGがモルガンスタンレーに出資した経緯から、このような分かりにくいネーミングとなっています。要すれば、三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、三菱UFJ証券に相当し、完全に日系の証券会社です。一方、モルガン・スタンレーMUFG証券は、MUFGの文字こそ入っていますが、実質的には以前のモルガンスタンレー証券、米系です。本題に関してですが、翻訳を活用することにより、かなりのスリム化が可能となりそうです。また、プロ度の高い顧客ほど、会社のネームに関係なく、各リサーチャー個人の力量(リサーチ力)を求める傾向にありますから、言語に関係なく、実力に応じて浮かばれる人、そうでない人が出てくるはずです。尚、グループ全体を見渡せば、商銀(三菱UFJ銀行)の中にも私の前職であるマーケットリサーチチームや経済調査チームがあります。また、三菱UFJリサーチ&コンサルティングも広い意味では調査部門です。今後、MUFGに限らず、効率化や競争力向上を狙った統合や集約がさらに進むと考えられます。ごく自然な流れでしょう。ただ、実際の現場ではカルチャーの違いもあり、なかなか進まないケースも少なくありません。経営の本気度が問われます。
マーケット系では着々と統合がすすんでいるようです。YouTubeで亀澤さんも出ているAlliance2.0なる動画も公開されました。
https://youtu.be/NcfU00GLU80
一方でリテールは注力している(?)ラップの提携先はネット用(MiraiValue)がQuantifeed、基幹商品であるGRAN GOALはInvescoとなっており、モルガンスタンレーとの協業は四半期レポートに期待リターンが載っている程度のように見受けられます。
北米では富裕層ビジネスが強いはずなので日本でもPBに展開されていくのでしょうか?「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」と「モルガン・スタンレーMUFG証券」ってあったんですね。いらっしゃる社員の方には失礼ですが、ジョークのよう。顧客(企業)も結構混乱したのでは?