清水建設社員が過労自殺 自ら勤務時間を過少申告、時短目標が影響か
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注目のコメント
2024年問題を控えて、特に大手は対策を行っていますが、その過渡期で起きた悲しい事件。
ご冥福をお祈りいたします。
今後の働き方改革を見据えて、長時間労働対策に努めています。
長時間労働につながるコストとスケジュールに関しては非常にシビアになっていて、大阪万博の入札不調の要因の一つだと言われています。
https://newspicks.com/news/8179245
https://newspicks.com/news/8179168
また、今回は大手で起きましたが、本当に難しいのは中小の建設会社だと思います。
大手は、まだ仕事を選択する事ができますが、中小は、来た仕事は受けざるを得ない経営状況の会社も多いでしょう。
大手もこの様な事がない様に、表面だけではなく、社内をどう改革すれば良いか、詳細に検討する必要があるかもしれません。
発注者側も、この様な社会情勢を把握して、適切な金額、工期を用意してほしい。
と書くと、建築業界はまた儲けようとしている、と言う人がいて、その理解不足が悲しい。他の媒体にもコメントしましたが、
皆、素直で真面目なのです。
労災は、労働者に対する保障ですが、亡くなられる或いは後遺症が残るとなると、何の為の仕事かと思わざるを得ません。
短納期を強いる発注者、それを承知で受注する建設事業者は、労働者の構造的な長時間労働で利益を得ています。
法律には、報償責任という概念があります。利益を得ている者には責任も伴うと。
使用者は、賃金の支払いだけでなく、労働者に対する労働契約上の安全配慮が法的に義務付けられています(安全配慮義務または健康配慮義務)。これは、必要機材の用意や作業環境自体に限られるわけではなく、労働時間の管理も含みます。
また、会社幹部(取締役)は、労基法のほか、会社法上の責任もあるのです。
しかし、この事はあまり知られず、裁判に至るケースは多くはない。そして何より、労働者の自己責任に矮小化されています。
裁判でなくとも、もっともっと、問題意識が社会に共有されなくては。>しかし、自分のパソコンでログオンしたまま、共用パソコンなどにも自分のIDでログオンしたうえでログオフすると、その時刻が記録され、自分のパソコンで仕事を続けても記録が残らない仕組みになっていた。作業所の社員約10人のうち、男性を含む3人がこうした操作をしていた。
んー、自分のPCでログオンというのは、それは仕事環境(ネットワーク)に自分のPCから入れてしまっているということなんですかね。それは普通、セキュリティとしてNGのハズですが、それが出来てしまう仕組みがあって、しかもそれが上記のように記録改竄に使えてしまったというのは、ちょっと仕組みとしてよくなかったですね。。。
ただこういう過重労働のニュースでいつも思うのですが、過重労働だけが要因ではなく、そこに労働環境の中での人間関係問題、もっと言えばハラスメントがあって、実はそっちが直接的な要因だったケースってあるんじゃないかな、と思うんですよね。
私も月に150〜200時間くらいの残業をしていた時期がありますが、人間関係が良かったのでそれ自体はそこまで苦では無かった。
でもそこまで残業時間が多くない時期に、今度は人間関係が悪くなった時があって、そのときは心が病んで電車のホームで一番前に並んだらヤバいな、と自分で思うくらいな状態になりました。
要因はケースバイケースで絶対に違うので、それぞれの件でちゃんと掘り下げないといけないと思います。短絡的に過重労働に繋げては、要因を見逃している可能性を危惧しています。