【変革】日本の脱炭素を、「見える化」から急加速させる
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ちょうど先日脱炭素実践のセミナーに参加してくるも、
①社員全員の意識をどう高めるか
②費用対効果をどう見ていくのか
の2点を近くの人と意見交換しましたが、
①については、本記事にもあるように「見える化」が必要。当社の場合、電気代高騰による影響を少なくしようと削減を旗にかかげ、電気使用量などを目に見えるようにしていて、使いすぎていると、アラームが鳴る。脱炭素という名目ではないけれど、結果には繋がっている。
②これは、難しい。そもそも脱炭素という取り組みを、営業戦略と紐づけて考えなければいけない。中小企業向けSBTでは、scoop1.2のみだけが削減対象だが、通常(大手)SBTではscoop3までが対象。ということは、通常SBTに取り組む大手は、scoop3を把握したいので、そのうち、取組状況やscoop1,2の数値化が求められる。できていく企業は大手のサプライチェーンで生き残っていくが、中小の間ではまだまだ広がるのに時間がかかりそう。
注目のコメント
総合商社三井物産から立ち上がった脱炭素スタートアップe-dashの事業について取材しました。世界的に脱炭素の取り組みが進むなか、これまでどれだけ温室効果ガスを排出しているのか「数値で見えない」という現実がありました。
そこを電気代やガス代といった請求書をアップロードするだけでCO2排出量を自動的に可視化しようとしているのがe-dashです。
ただ「見えるだけでは意味がないじゃないか」という意見は過去にも多くありましたが実際その通りです。e-dashは可視化から実施策も共に考え、実施後には検証と報告も共に伴走するというもの。
企業独自の取り組みでは計算ミス・誤記入などもかなり多いようで、「可視化できるSaaSツールですよと、ポンと渡すだけじゃ意味がない」と言っていたのが印象的でした。
可視化から始まる日本の本当の脱炭素。こうしたサービスを十二分に使いこなしていくなかで、日本からどんな脱炭素企業が生まれてくるか楽しみにもなります。ぜひご一読ください。取材に同行しましたが、山崎さんが「SaaSではなくBPOのつもりでやっている」とおっしゃっていたのが印象的。
脱炭素に取り組むにはその先の報告などのプロセスを含めてわかりやすく、企業や事業の価値を高める形にしないと続かないだろうし、今後はカスタマーサクセスみたいなところがポイントになってくるのかなと感じました。化学反応、楽しみです。脱炭素の取り組みはCSRのような何となくやっていたものから当たりまえになっていけばいいなと思っています。
またこれらによりESG投資もますます加速し、グリーン経済が盛り上がることをと期待します。