メルカリで最も売れたブランド 10年前は「シャネル」 22年は?
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ラグジュアリーだけに絞ってみると、いくつか要因を挙げることができます。
- 二次流通の競争激化。特に単価の高い商品はブランディアやセカンドストリート、ラグタグから下北の古着屋まで、各プレイヤーが死守したいマーケットなので、メルカリ相場に価格をある程度合わしつつ、真贋保証をつけることで相対的な優位性を保っています。
- 上記と比較したときのユニクロ二次流通の独壇場による止まらないシェア拡大。
- コロナの影響によるオケージョンの少なさ。(ドヤる機会が少なかったこと)
- ストリートシフト、アウトドアブームに伴う、ユニクロやナイキの代替性。
- ユーザー比率の変化。
10年前にもイングがランクインしていたことを考えると「安いアイテムを取引する文化がなかった」というのでは説明がつかず、結局ユーザー比率の変化が1番影響している気はします。
ちなみにシャネルの2022年売り上げは2.4兆円で絶好調。富裕層にはクローズドなオケージョンがそれなりにあり、一方でクルーズなど旅行に費やしていたお金の使い道としてラグジュアリー市場が活況であったことは付記しておきます。いろいろ感じることはありますが、ここではユニクロについて言及してみようかなと。
5年ぐらい前からメルカリの売れるブランドTOPだったユニクロ(たしか、殿堂入りしていたような気が)。時を経ても変わらないロングライフな商品の品質、耐久性や、スタイルなど、ユニクロにとってはプラスのイメージになると思います。
ただし、もともと安いので、それほど価格的なメリットは少ないのに買われているということは、ユニクロの(数量やサイズなどの)商品計画の精度をもっと高めれば、プロパーでももっと売れることになるのでは、とも考えられますよね。「13年は個人が自分のものを手軽に売る習慣がなかったため、中古品でも価値が下がりにくいハイブランドが選ばれる傾向にあった。一方、近年はフリマアプリを使って簡単に不要品を売るという消費行動が定着したことから、日常使いのブランドも取引されるようになった」
13年前は質屋的な価値が落ちないものが選ばれていたのが、大衆化することでリサイクルショップ的な日常使いのものが増えていった。とりあえずメルカリを見てみようかとなるのがいい。