ヤマハが「プール事業」から撤退、なぜ? 事業を始めたきっかけが面白い
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ヤマハがプール事業を手掛けていたことをこの記事で初めて知りました。
技術の横展開で新たな事業機会を見つける例は枚挙にいとまがありませんが、長続きする例はあまりないような気もします。
【例】
ホンダソルテック
ホンダがボディ塗装技術などを横展開して太陽電池業界に参入。
中国企業のコストダウン攻勢に屈して会えなく事業撤退。
https://www.honda.co.jp/soltec/
アスタリフト
富士フイルムが銀塩写真に使われていた微粒子制御技術を横展開して化粧品業界に参入。
こちらは現在も存続中。
https://ls-jp.fujifilm.com/astaliftbrand/
ABFフィルム
味の素が電子材料分野で活躍していることをご存知ない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
アミノ酸技術を横展開した例です。
https://www.ajinomoto.co.jp/company/jp/rd/our_innovation/abf/ヤマハといっても楽器のヤマハではなく、バイクのヤマハ発動機がプール事業を長年手がけています。
2015年には、グッドデザイン賞でロングライフデザイン賞を受賞するなど、産業界での評価が高かったので、撤退は残念です。
https://www.g-mark.org/gallery/winners/9dce00b3-803d-11ed-af7e-0242ac130002「幼稚園で使われていたプールは、ビニール製が主流でした。その幼稚園でヤマハ製プールの導入が決まると…」
このあたりの初期ニーズや歴史が気になって調べてみました…笑 この記事がよくまとまってます。
https://melos.media/hobby/7545/
技術起点の事業開発はよく「ユースケースを徹底的に洗い出し、ヒアリングで仮説検証する」と言いますが…まさしくそのユースケースの着想と、提供価値、顧客ニーズがマッチしたのでしょうね。
技術でなにか事業を起こしたい人はまずは「その技術の価値は何か」そして「その価値で解決できそうなユースケースは何か」を具体的すると進みやすいと思います。