トヨタ、車体を一体成型 26年投入の次世代EVで
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テスラの「ギガプレス」、トヨタの「ギガキャスト」、名前は違いますが同じ考え方です。両方とも「鋳造(Casting)」なので、トヨタの表現の方が実体に則しています。ネーミングについてトヨタ社内では以下のような会話があったのではないかと推察します。
A役員:今度の技術に名前を付けろと言われてるんだけどどうしようか。
B部長;テスラは「プレス」と言ってますが、これって鋳造(Casting)ですよね。あいつら分かってんですかね。
A役員:イメージだけでつけてんだよ。イメージ!
B部長:「ギガ」っていうのも大げさですよね。せいぜいメガプレスでしょ。うちはその上いって「テラプレス」でいきますか。
A役員:うーん…それじゃわけわからんなあ…。ホントは鋳造なんだから「ギガキャスト」ぐらいにしといたらどうなんだ。
B部長:ちょっとパクリっぽくないですか?
A役員:そんなこと言うならお前らもいいアイデア出せよ!
B部長 : 御意。
…みたいな感じで、結局「ギガキャスト」になったような気がします。EVがもたらす技術革新はパワトレに限らない。
構造がシンプル、重心が低い、コンポーネントレイアウトの自由度が高い、熱源が少ないと言った特徴が、様々な新技術導入のハードルを下げる。
ギガキャストもそのひとつ。
これまでのボデー部品サプライヤーは、全く異なる技術が求められるため、追従できなければ商売を大きく失いかねない。
EVがもたらす思わぬ変化は他にも、E/Eアーキテクチャ(電子電気制御体系)や熱マネジメントシステムなどもある。
E/Eアーキテクチャの革新は、車両開発におけるSOCベンダーの影響力を格段に高めた。
一方で機電一帯でハードを中心とした大規模サプライヤーにとっては、逆風となる。
つまり、サプライヤー間やOEMとサプライヤーのパワーバランス大きく変える。
客観的な動向を見立て、自己否定も厭わぬ変化を、先んじて講じることができるか、、、問われているのは今の延長線に引っ張られない組織文化や仕組みである。