文科省、生成AIの学校向けガイドライン公表 「限定的な利用から」
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私自身の職場も学校なのですが、学生はもちろん先生によっても生成AIに対しては様々な意見があり、日々議論といった状態です。ですので、こういったガイドラインが文科省から出たこと自体に大きな意味があると考えています。
その理由として、このガイドラインが議論の軸になるからです。
ChatGPTやMidjourneyといった様々な生成AIが急速に登場し広まったことで、キャッチアップに差があり、日常的に使っている人もいれば、全く触れたことがない人もいます。残念ながらこういった状態では共通言語が少なく、なかなか議論がまとまりません。
ですのでこのガイドラインをトリガーに、学生はもちろんですが一人でも多くの先生がAIに触れてくれればと願っています。
注目のコメント
思ったより早く夏休み前に公表されたことは評価したいです。内容も現時点での状況を鑑みれば、曖昧さを別にすれば妥当でしょう。
問題は、生成AI時代にこれまでの知識やスキルの習得中心の学習で良いのか?生成AIを使いこなした上で何を学ぶべきかを問い直さざるを得ないと思います。
これは学校だけでなく、本来なら社会人への問いです。社会人として必要なリテラシーや知識スキルがまだ再定義できていない以上、学校から変わるのは難しいとも思えます。一方で子供や若者から変わるのも確か。特に大学生の変化に期待しています。> 文科省は小学生が自身のアカウントを作成し、デジタル端末を操作して利用することは想定していない。授業では、教員が生成AIを活用して得られた内容について子供たちに間接的に示すといった形が中心になるとみられる。
親が子供に生成AIを使わすかどうかで、子供の未来が左右されそう。棋士の藤井聡太さんのようにAIと学ぶ子供とそうでない子供で、格差が広がりそうです。生成AIの学校での活用に関したガイドラインが出ました。
まず目に止まったのは、表紙に「Ver1.0 機動的な改訂を想定」とあることです。
アジャイルに今後もスピーディーな改善をしていく前提で、夏休み前にガイドラインのリリースまで持っていってくれたことは素晴らしいことと思います。
※文科省のガイドライン原本はこちらです。
https://www.mext.go.jp/content/20230704-mxt_shuukyo02-000003278_003.pdf
また、全体的には、AIを学び活用していくことが重要だというスタンスを一丁目一番地に持ってきたことは、文科省としてAI活用に前向きな姿勢をとるという現れで、私はかなり好意的に受け取っています。
<以下、⽣成AIの教育利⽤の⽅向性の(1)基本的な考え⽅より抜粋>
新たな情報技術であり、多くの社会⼈が⽣産性の向上に活⽤している⽣成AIが、どのような仕組みで動いているかという理解や、どのように学びに活かしていくかという視点、近い将来使いこなすための⼒を意識的に育てていく姿勢は重要である。