米国初の培養肉販売、当局が承認 企業側「新時代の始まり」
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注目のコメント
当該企業で培養肉の開発に携わる者として、この上ない知らせです。
この2年半、先に承認されたシンガポールで培養肉を販売してきましたが、食肉の最大消費国であるアメリカで普及できるというのは一段とインパクトがあり、非常にワクワクしています。
また、アメリカで培養肉開発を牽引する二社が同時に承認を得たというのは、培養肉業界にとっても非常に意義があり、これから様々な企業が追随し、市場が拡大していくものと思われます。
両社、FDAから培養細胞に関して No Question Letter(安全性に対する異議なし書類)、USDAから培養肉製品に関してLabel Approval(最終製品の表示に対する承認)、そして今回のGrant of Inspection(検査許可=指定施設での製造および検査に対する承認)を得たことで、ついにアメリカで培養肉に対するゴーサインが出たことになります。
なお、アメリカでは、細胞の培養・採取工程に関してはFDA(食品医薬局)、それを用いた培養肉製品の加工と表示に関してはUSDA(農務省)に属するFSIS(食品安全検査局)による共同管理になっています。細胞培養のプロセスやその後の加工プロセスの可能性を考えると、植物性の代替肉など加工食品全般を規制するFDAが全て管轄するのではと思うところですが、最終製品の培養肉に関しては、従来の畜肉または加工品と同等とみなされるため、畜産加工品などの規制を行うUSDA-FSISの管轄となっています。
ちなみに、シンガポールでは弊社の培養チキンを一般販売していますので、来星される機会があれば、ひと足先にご賞味ください。詳細はこちらまで⇩
https://www.goodmeat.co/butchery大豆ミートは案外イケる派です。培養肉はどんな食感なのか、とても気になります。完全工場生産でしょうから、生産量が増えれば、単価はかなり下がりそうです。
畜産は環境的にこれ以上増やせないでしょうが、需要は伸びるばかり。期待ですね。とうとう培養肉が食べられるようになったんですね!!
問題は価格もそうですが、食感や質感はどのようなのか気になります。
結局味付けでお肉本来の味はごまかせそうですが、質感はどうなのでしょう?