「医師の業務を看護師も」範囲拡大へ 規制改革推進会議の答申案判明
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看護師の業務が増えて辞める看護師がさらに増えなければいいけれど。
医師と比べると給与の低い看護師さん達は、やはり辞める割合が医師より圧倒的に多いと思います。
医師は大学で給与が低くとも、人が多い分一般病院に比べれば忙しくはなく、将来のためにと無給で働く医師がいる。
それが正しい事だとは決して思いませんが、タスクシフトする事でかえって人件費は(翻って医療費が)増えるのではないかなと思います。
他国ででタスクの振り分けが進みやすいのはやはり給与が(同じ医療を行った時の医療費も)圧倒的に高いからと言う側面もあるのではないかと思います。
結局給与は増やせない→看護師さんの負担は増やせない→変わらず。
となるのではないでしょうかね。
注目のコメント
ようやく日本でもタスクシフトの議論が始まりました。大事な議論です。
日本では、医師が医師でなくても出来る仕事を多数やらなければならず、効率的に医療資源を活用できていない現状があります。
医師が医師でなければ出来ない診療行為や手術などにフォーカスできる様な体制が出来れば、医師の数は少なくても多くの患者を診ることができます。医療経済への負担が緩和される事になるでしょう。
その上で、業務負担の観点から、医師よりは教育のしやすい看護師や医療事務の枠を増やして雇用を作っていかなければならないでしょう。
シンガポールでは、優秀なナースが研修医の様な働きをしており、患者の診察から治療の提案までを行うケースもあります。そのかわり、指導医には高い能力と責任が求められ、最終判断の要の役割を担います。
米国のホスピタリストは、1週間勤務の後、1週間の休みがもらえます。米国は業務分担が明確であり、それでも業務が回る仕組みとなっています。
日本の大学病院では医師、研修医、大学院生など安く雇い、外勤先で稼いでもらう仕組みがあるため、タスクシフトがうまく進まない理由の一つになっていると思います。これが改善され、大学教員の給料が高まると、大学のポストももっと競争的なものになり、クリニックや市中病院で働く医師も増えるでしょう。
タスクシフトの義論を進め、その先には、経営視点から、大学病院の医師への給料を高めるなどの構造的な議論も重要になってくるでしょう。看護師さんも多忙なので、タスクシフトの前にそれぞれの職種の業務の見直しが実施されていることを前提条件にすべきだと思います。
そうしないと、いつまでたっても人海戦術と根性論がまかり通る職種のままになってしまいます。