ごみが埋立地から溢れる前に。「ごみの学校」で学ぶ、私たちにできること
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5月30日はゴミゼロの日。
サーキュラーエコノミーが世界中で語られる中、日本においてはみんながもっと「ごみ」のことを知る必要があります。
そもそもごみってなんなの?ごみを地域で処理するようになってきたのはどんな背景が?
そして、各地で取材していると「これはごみではない。地域の大事な資源(宝)だ」と語る方にたくさん出会いました。
ごみを減らす、とは、そもそもこれってごみだっけ?資源だよね、という意識になっていくことなんだと思います。
そういうことをめちゃくちゃ色々教えてくれる「ごみの学校」は絶対に参加すべきコミュニティですので、みなさんぜひ!めちゃくちゃわかりやすかったです。環境学を専攻していること、廃棄物関連の学会にかかわりがあるということもあり、非常に関心があります。
ごみのリテラシーが低いのは、個人個人がゴミ処理のマテリアルフローがブラックボックス化していることが理由の一つであることは間違いないと思います。責任をもってごみを出すという意識がまだまだ足りていないと思います。
自分事として捉えられないかもしれませんが、多くの税金が使われていたり、埋め立て地の問題であったり、私たちの生活に密接に絡んでいます。私たちのゴミが私たちの手元を離れたあと、どのように処理されているのか思いをはせることが必要です。
徳島県上勝町のzero-waste運動が非常に参考になります。私は去年調査研究で訪れました。45品目分類わけがあり、町内でのリサイクル率は80%を超えています。この活動は元々はトップダウン型の政策であったものの今では住民たち自ら取り組んでいる政策です。リサイクル資源として出すことで、収入が入るだけでなく、ゴミ収集車、焼却所が不要なため、出費も抑えられていました。この成功事例は全国だけでなく、海外にも紹介されたことにより、住民の中で町に対する承認欲求も働いていたりと、住民の理解と政策が合致し、両輪が回ると大きな社会変革の力に変わると教えてくれた事例でした。いつも思うのだが、プラスチックごみを分別するのはいいが、では年間で何トンプラスチックごみを回収して、そのうちどれだけリサイクルに回ったのか?また、そのプラスチックごみをリサイクルするのに、どれだけの石油を始めとした燃料を使用しているのか?そんな情報を、キチンと報告している自治体があるのだろうか?
だから、どうせ可燃ゴミと一緒に焼却炉に入れてるだけじゃないの?と勘ぐってしまいます。