論文執筆の方法「研究課題とは?」
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中々耳が痛くなりますが,そのとおりですね.ただ,卒論に当てはめられるのが短期で終わることを想定した内容に限定されていれば,という条件付きでは有ります.
特に研究室で開発したり取り扱う手法をベースに改善を図ったりするわけですが,手段の目的化とも言えますね.実際,自分の研究も目的のものを得るために本当に自分の手法で良いのか?と総合的に考えることは有ります.
特にNatureやScienceで採択されるのは「示唆を広く与えられる研究」とも言えるので,ここは最初の関門でもあり常に考え続けなければならない点です.こればかりは,やり続けなければ,見えてこない境地でもあるので,研究は卒論だけで終わらないほうが良いと思います.博士課程に行くは別として.論文とは何か、研究とは何かを改めて考えさせられるものでした。
正直大学の講義でも同じですが、一般論やレビューレポートになりがちだという点は非常に共感します。「つまりあなたの見解は何なのか?どの立場なのか?」ということが欠けているということです。
問いを立てて、自分の考え(仮説)を先行研究やふさわしいと思った方法も明らかにし、自分の仮説や考えを誰にでもわかるように書くということが論文作成には重要だと思います。
また社会科学では、歴史や人間を研究する際には個人の解釈に基づく研究になるので、よく客観的評価を絶対とする自然科学と対立します。要するにどの研究においてもも、どの立場や研究、方法からみてこうなのかというふうに説明できる根拠こそが研究の軸だと思います。これが時に学派、または研究哲学といわれるものです(指導教員に耳にタコができるくらいいわれてます)。