グーグル傘下Wingのドローン配達、大都市圏のような密集環境で運用可能に
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ALI Technologies伊藤さんのコメントにもあるようにWingはドローン物流でも頭ひとつ抜けている運航体制・実績もさることながら、LAANC(Low Altitude Authorization and Notification Capability:参照)と呼ばれる、有人航空機の飛行範囲・空港/離発着場とのConflictリスクをmitigateしたドローンの飛行承認機能を提供しています。
(参照:米国連邦航空局 _What is LAANC?:https://www.faa.gov/uas/getting_started/laanc)
日本では公共・非公共用飛行場に該当するようなヘリポートやプライベート機が離発着する飛行場の数など、国土の広さの背景からも航空先進国のアメリカは有人機離発着場所の数は桁違いです。
より有人機との空域conflictが発生しうる高度や活用頻度(経路)などで無人航空機の利用が普及すればこの辺りの商用無人航空機の”管制”サービスも日本で成り立ってくるのかもしれませんね。。。
注目のコメント
Google参加の物流ドローン企業のWingが、メジャーリーグのコロラド・ロッキーズのスタジアムで配送デモンストレーションを実施しています。
さすがアメリカだけあって、運ぶ対象物がビールとピーナッツ笑
実際の観客がいる状態ではありませんが、1000人の群衆が見守る中でのデモンストレーションのため、実践さながらに近い環境下で実施しています。
(リンク先に動画もあります)
Wingは既にオーストラリアのブリスベンや、フィンランドのヘルシンキ、アメリカのダラスと、様々な都市での実証を成功させています。もっとも導入が進んでいるブリスベンでは、一日に1000回、実に25秒に一回に相当するドローン物流を成功させているため、日本の物流ドローンと比べると頭が一つも二つも抜けている印象です。
Wingの公式な発表では、Wingのドローンを使った配送は、電気自動車の配送よりも10倍エネルギー効率に優れており、ガソリン車と比較すると50倍にもなるそうです。Wingのドローンが14マイル(約22km)を配送するエネルギーで、ガソリン車であればわずか0.3マイル(約0.5km)しか配送が出来ないそうです。
Wingは今年の3月にWing Delivery Networkという、直ぐにでも社会実装が可能なドローン物流の方法を発表しており、これからますます存在感が大きくなりそうな予感がします。
*3月の発表時の記事(動画が必見です)
https://dronelife.com/2023/03/09/wing-launches-the-automated-wing-delivery-network-with-autoloader-for-curbside-pickup-videos/