5月としては異例の発達 スーパー台風2号 来週日本に影響か
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米国も欧州も台風の進路予測は日本よりずっと先まで出していますが、日本はなぜ出さないのでしょう。確度が下がるならそれを前提に出せばいいだけで、どう読み取るかは利用者の責任です。
台風の中には一日で中心気圧を50hPa以上下げ、米軍でいうところのスーパータイフーンまで発達するような、専門的には急速強化と呼ばれる現象を見せるものがしばしばありますが、今回もそのような急速強化の一例となりました。そうした台風は、衛星写真で見た時にピンホールのような、小さいけれどもはっきりとした台風の眼を持っているのが特徴です。この時期の台風は南の海がオンシーズンになる最初の台風となることが多く、太平洋の海面温度はすでに高く、台風を成長させるエネルギーを十分に蓄えた状態となっています。過去には2月にグアム付近で猛烈な勢力まで発達した台風もあり、5月でも南の海の暖かさは十分ということになります。
今後の進路ですが、沖縄の南までやって来ることはどの数値予報モデルも一致しているのですが、その後が不安定となっています。ふつう台風は北上するとジェット気流と合流して温帯低気圧になりながら東へ進むのですが、このジェット気流との合流がいつになるかが今回のポイントで、いつまでもジェット気流と合流できずに沖縄の南で弱まるか、それともジェット気流に乗る形で沖縄の南から北東に進むか、という形になっています。後者の場合には温帯低気圧になりながら日本列島に接近することもありえますので、よく進路を確認しておく必要があります。数値予報モデルによる予報が安定してくるにはもう数日かかる見込みですが、その後の進路予報は確認しておくことをお勧め致します。