香港ユニコーンの旅行サイト「KLOOK」、24年に米上場へ ソフトバンクG系も出資
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KLOOKはアクティビティ(遊び・体験)をネット上で販売するOTA(オンライントラベルエージェント)と言われる業態。OTAという業態はBooking.comやExpedia、AirBnB、国内だとじゃらんnetや楽天トラベルなど、ジャイアンツがひしめいています。AirBnBはテック株暴落前に上場しているので12兆円ほどの時価総額もつけておりました。
記事中にある通りKlookは2014年に設立され、18年には評価額が10億ドル(約1370億円)を超えるユニコーン企業になっていますが、今のマーケット環境が続くとダウンラウンド上場となる可能性があるかもしれません。
アクティビティ市場は、どうしても宿泊市場に比べるとTAMが小さいということも影響するでしょう。
…でもまぁ2024年にはテック株も株価上昇基調かもしれません!(景気の先行きだけは何とも予測がつきにくいものです…)旅行に行くのは、ホテルに泊まるためでも、交通機関に乗るためでもありませんよね。本来、アクティビティが主目的のはずです。その意味でアクティビティに強いKlookは今後主流になる可能性を秘めているでしょう。
5年前に旅行AIを予測しました。かつての旅行代理店のパッケージ型から、個人のオンライン予約サービスに変わりました。これはアンバンドル化とも言われます。安く柔軟になった代わりに、探して選ぶのが面倒です。
次に来るのがChatGPTのような旅行AIに相談しながら決めてゆくサービスです。これをリバンドル化と呼びました。Klookは生成AIを取り込み、相談できる旅行AIが登場するのは時間の問題と予想します。
・AIエージェントが引き起こすゲームチェンジ
https://www.mri.co.jp/knowledge/column/20180216.html旅行業界にはタビマエ・タビナカ・タビアトという用語がありますが、Klookはこのタビナカにおけるサービス。これまでは旅行代理店でフルパッケージツアーを申し込んでいたのが、オンラインで気軽に、かつ通常のパッケージツアーだけでなく、交通機関予約・入館料だけの商品も販売されているマーケットプレイスです。
数年前にタイ旅行に行った時にKlookを使いました。その際にKlookを利用した目的は3つ
・あまりタイに詳しくない中、どこに行くべきかを決める必要がなく、移動も含まれたパッケージになっていた
・前日でもオンラインでサクッと申し込むことができる
・当時、旅行スタートアップが盛り上がっていて、Vision Fundが投資した直後だったから、どんなサービスか気になった
自分が申し込んだのは英語オンリーのだったこともあり、参加者はかなり多国籍かつ、20代がほとんどだったことが興味深かったです(日本語のツアーは1.5倍くらい高かった)
日本の類似スタートアップだと、アソビュー(旅行に限定されない)や、Fun Group(旧タビナカ)があります。