「給料もわからない」官庁への転職の仕方
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弊社VOLVEと共同代表を務めるソトナカプロジェクトについて取材をいただきました。
いずれにせよ若手官僚の離職が広がる霞が関ですが、VOLVEでは、質の高い人材が循環する霞が関となればとの思いで、官⇔民の越境キャリア支援をしています。
霞が関の中途採用職員を中心とする有志で立ち上げたソトナカプロジェクトでは、「中途採用をきっかけに、多様な人材が新しい社会を創り出す霞が関」を目指して、霞が関の中途採用に関する提言・情報発信・コミュニティ活動を行っています。
人材の流動性向上は霞が関だけでおきている現象ではなく、若者のキャリア観の変化を伴って人材市場全体で起きていることであり、その意味で不可逆的な現象だと思っています。変化をポジティブに捉え、人材が流動化している中でいかに魅力的な人材を獲得するのか、官と民の間の人材獲得競争も熾烈になってきています。取材後、実際に厚生労働省の中途採用ページを見てみました。給料についてはこちら、と言って貼ってあったのが以下のリンクです。
https://www.cas.go.jp/jp/gaiyou/jimu/jinjikyoku/pdf/r04_kyuyo.pdf?fbclid=IwAR3ss1pp1F7UsIFglN_91aGyDoyWONx59plEzLGSu3rpO9XjmMn0fArBwpI
「国家公務員の給与」と題された資料は実にPDF33枚分。これを読み込めというのはさすがに無理筋です…。官僚になって社会を変えよう、という人の出鼻で挫くようなことを続けていては、人不足が激しくなる中で採用競争では間違いなく勝てない。VOLVEのサービスは転職者の助けにはなるでしょうが、官庁自身もいい加減変わらないといけないと感じました。OpenWorkでも中央省庁をはじめとする官公庁はPV数が多く、興味を持たれていることがわかります。特許庁が非常に評価が高く、次点で経産省といった感じなのですが、省庁間でも信じられないくらいスコアに差があるので皆さま慎重に見ているのだと思います。
国を支える重要な職務だからこそ、情報の透明化と制度改訂が進み、優秀人材が集まるようになることを願っています。