世界初のAI包括的規制案、欧州議会委が承認 来月本会議採決へ
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リスクのレベルを4段階に分けて、禁止〜規制なしで対応するようです。生成AIに注目しがちですが、より広いAIが対象です。
リスクレベルの4段階
1.許容できないリスク→禁止
2.ハイリスク→規制
3.限定リスク→透明性の義務
4.最小リスク→規制なし
具体例が気になるところで、
1.禁止:公的機関のソーシャルスコアリング、法執行を目的とした公の場所でのリアルタイム監視など
2.規制:民間企業による生体識別、交通管理、電気ガス水道の管理、面接での評価、人事評価など
3.透明性の義務:チャットボット、ディープフェイク
生成AIは主に3に該当し、リスクレベルが低いですね。(最新の規制案では変更があるかもですが)
(参考) EUの規制法案の概要 by 総務省
https://www.soumu.go.jp/main_content/000826707.pdfGDPRといい欧州はデータプライバシーについて先進的ですが、裏を返せばそれだけリスク思考が高く、アグレッシブにAIに取り組めないということ。
欧州が規制を強化する一方で、規制がよくも悪くも進まない米国とアジアで一気にAIの社会実装が進んで差が開きそう。どんな時でも個人のプライバシーとデータは尊重されるべきっていう欧州の基本スタンスの表れなのかなと。
公共の場での顔認証は1年前から既に規制対象だったし、それ以前から一般層にも良い印象は持たれていなかったな。
比べて、日本は東京オリンピックの時も顔認証導入していた位だから、今後の Generative AI に対するアプローチもきっと違ってくるよねって思ってます。良し悪しではなく。