米、経口避妊薬で初の市販へ道 FDA有識者が肯定意見
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これは緊急避妊薬とは別の話です。毎日内服する経口避妊薬のうち、エストロゲンを含まないプロゲステロン製剤の話です。
避妊できなかった時に、性交渉後に内服するのが緊急避妊薬で、米国ではすでにOTC化(薬局で市販)されています。
それとは異なり、毎日内服し常々避妊しておく、というのが経口避妊薬です。エストロゲン・プロゲステロン配合剤の方が有効ですが、今回市販化が検討されているのはプロゲステロンのみの製剤で、効果がやや劣るものの副作用リスクも低いので、市販化が検討されているものと思われます。
日本では、避妊というと「男性がするもの」というイメージがまだまだ強いですが、妊娠は女性の体でおこるもので、女性自身にからだの自己決定権があります。避妊という大事なことを男性次第とするのはあまりにリスクがあり、女性が自分で自分のからだを守る方法があります。経口避妊薬もその1つですが、内服不要の方法もあります。産婦人科でご相談頂きたいですが、日本では避妊法が自費で、費用がハードルとなっている側面は大いにあります。避妊のための医療費にもなんらか助成が必要と思います。