【衝撃】世界で一番AIに優しい「日本の著作権」を読み解く
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前提として、AI(人工知能)は大量のデータを学習して機能するため、その学習データが著作権の対象となる訳ですが、あくまで現段階で規定が強力にワークしているのは学習の段階のみであり、生成された成果物については規定が追いついていない状況です。
よって、学習が広く許可されているということで、実質クリエイターの成果物に対する学習およびそこからの生成を合法化しているということで注目されているという状況になります。
生成AIの普及と商用化観点のみで言えば圧倒的な優位状況を創り上げていますが、クリエイターからすれば日本で成果物を出す=収奪されることであり、非常に難しい局面です。
注目のコメント
2018年の著作権法改正、ぼくも議論に参加しました。
権利者の保護に比重があるとされる日本の著作権法だが、本件に関しては権利を抑えAI利用に軸を振った。
生成AIの出現を見越しての措置です。
想定より早く出現したけど。
このポジションをどう活かすか、重要なポイントです。5日間デザインを担当しました。
実はNewsPicksでは昨年の11月にMidjourneyの企業アカウントを作っておりまして、今回の特集では#2、#4、#5のバナーに生成画像を使っています。(他の記事でも生成画像を活用したものが多数。お気づきの方はいらっしゃるでしょうか)
楽しくて便利なお絵かきAIですが、気になるのは著作権。
直近でも、学習のために作品を「食われる」側のクリエイターがPixivでの投稿を非公開化する動きが広がるなど、問題が既に顕在化しています。
お絵かき素人でも高クオリティの画像が一瞬で手に入るその裏には、これまで腕を磨いてきた先人達の膨大な作品群がある…。
その事実を肝に銘じつつ、自分なりの倫理観を持ちながら今後も生成AIと向き合っていきたいところです。実は、日本の著作権法には、生成AIがネット上の無数のコンテンツを学習するのにとても有利な規定があります。
このため、日本は法律の専門家などの間で「機械学習パラダイス」とも呼ばれてきました。
世界の生成AI開発企業が日本に関心を向けている理由の一つも、ここにあるのではないかと思っています。
記事では、
日本はなんでそんな規定を持ってるの?
というのを、専門家の先生方に解説していただきました。
もちろん、「日本では生成AIを使えば丸パクリでも合法!」というわけではありません。
また、クリエイターを保護したり、利益を還元したりする方向での今後の法整備のアイデアも教えてもらいましたので、ぜひご覧ください。