「医師不足」より深刻…? 2030年頃に「患者不足」に陥るという「意外すぎる未来」
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歯科医は絶対大丈夫と言われていた時代があり、銀行員は絶対大丈夫と言われていた時代があります。医師も現時点では最も安定感のある職種の一つですが、医師が増え過ぎれば競争社会に追い込まれるのは当然のことだと思います。
人口問題と医師数についてはずっと前から議論されている事であり、文部科学省も人口の推移に応じた医師数の確保を調整しています。計算通りにいかないとは思いますが、少なくとも医学部の定員の調整という形で、医師数の調整を行っています。
医師数飽和の問題もありますが、医師の適正配置の問題の方が実は重要です。多くの医師が都心に住みたがる事から、地域医療の医師不足はいつまで経っても解決されません。その最も大きな要因は、私の知る限り子供の教育にあります。
地方よりも都心の方が教育に優れているとされる学校が多いため、それまで地方で働いていた医師も都心に移り住んだりしています。
医師も1人の人間であり、そういった方々がここなら育児、教育を含めた社会福祉において、家族で安心して住めると思える環境づくりが重要だと思います。これはとても難しい問題である事は間違いありません。全然意外ではないですよね。
というか、どの業界も、
衣料品も食品も交通も、人口がへればマーケットは縮小しますよね。
医療に限った話ではなく。
ただ、医療の偏在の改善は必要で、物理的な対策だけでなくオンライン診療の活用なども必要かと思います。記事にあるように、人口減少に伴い医療の需要が今後減ってくることが予想されることから、相対的に医師過剰になる可能性があります。一方、現在の日本の医療全体が、医療者の過剰労働に支えられているという側面もあり、適正な労働環境を保つためには、特定の数の患者に対してより多くの医師が必要だという見方もあります。
また、医療はインフラとしての側面もあり、地域に偏在が起こるとその地域での生活が困難になってしまいます。日本全体の医師数や患者数で考えるよりも、個々の地域でいかにして需要と供給のバランスを適正に保つかが鍵になると思います。