Googleは都市1つを破壊した
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「破壊」というのは適切ではない。単に期待していた建物が建てられなくなる(現時点は可能性がある)ということ。
しかし私企業1社に左右されてしまう街というのも、いかがなものか?
注目のコメント
アメリカもブラジルも、日本以外の国々はほとんど同じだと思いますが、都市スケールの大きなプロジェクトを始める際は、まず大袈裟にプロジェクトのイメージを採算度外視で発表することから始めるのが普通です。まずは注目されることで投資家からの投資を呼び込み、それによってプロジェクトスケールを落とし込んでいくというのが常套手段です。
ブラジルなど南米の国々においては、こう言ったパブリック要素の高い大きな案件が発表されても、そのほとんどが実現しません。とはいえ、発表すること自体がそもそも重要であり、その行政の姿勢や目論見が一般に知られ、他の新しい案件を呼び込むことに繋がります。
ということを踏まえると、今回もGoogleによるキャンパス計画撤退の発表もなんら不思議なことではありませんし、むしろサンノゼ市にとってはチャンスなのではないでしょうか。
フィージビリティ調査後、マスタープランの段階で詳細まで準備をしてからリリースする日本の多くの都市開発。その手法が悪いとは言いませんし、「発表したら必ず実現させる」という日本人の実直さは今後も世界で唯一無二のものとして存在価値を高めていくと思います。しかしながら、殊に都市計画というスケールで言うのであれば、欧米をはじめとした海外のやり方である、詳細までは踏み込まず先にイメージをシェアするというやり方には学ぶべき点もたくさんあるはずです。詳細は知らないけどどうでしょうね。
今日もサンノゼ市内に買い物に行きましたが、そもそもインフラが全体的に古いので、刷新すれば全体の価値はかなり上がると思います。
サンノゼからサンフランシスコのシリコンバレーは地価や不動産がかなり高いですが、高層の建物は非常に少なく、都市効率は正直上海や東京を見てきた身からすると、非常に悪いと感じてます。
それに契約社会であるアメリカで、本当にサンノゼ市がGoogle頼みだったとしたら、契約にしっかり盛り込んでいるはずで、そうじゃないということはGoogleは理由の一つでしかなく、それ以外も再開発計画があるはずです。
なので、ちょっと誇張な記事なのではという気がしますね。記事のタイトルには違和感があります。他の方もコメントされているようにサンノゼはAdobeの本拠地です。前職では年に何度も出張し、累積で数十回訪れたので地理には詳しいです。
Adobeは最近本社を拡張し、ファウンダーズタワーをサンノゼにオープンしました。社員が働き、生活する地域社会にポジティブな変化をもたらし続けるための「ホームタウン・コミットメント」を掲げています。Googleの計画保留は大きな影響があるのかもしれませんが、それだけで「破壊」と表現するのは誇張だと思います。