米政府、銀行破綻に「断固とした行動」、安定化の兆候=財務省当局者
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S&L危機後もリーマンショック後も(直近でも例えば2016年ドイツ銀行危機時とかもですが)、ALM等の監督/規制態勢は都度整備されるわけですが時間経過/環境変化に応じ緩和等で文字通り緩まってしまうと言う事なんだと想います。
〜私見ではプロレス化感ですが、果たして今回だけは違うんでしょうかもし預金保険制度を額面通りに運用していたら、25万ドル以上の預金はゼロになっていました。このペオイフを実施していたら、パニック的な預金解約が起きて健全な銀行まで破綻する事例が相次ぐと想定されます。その意味では、断固たる行動は金融システムを保持する上で極めて重要であり、正しかったと評価すべきだと思います。ただ、預金保険残高が枯渇する事態には備えるのが得策だと思います。
預金の全額保護を迅速に打ち出しFRBが新たな資金供給策(BTFP)を用意するなど、米国が果断に動いたことは確かです。「銀行システムは健全で十分な資本を維持しており、地方銀行を巡っては強さと安定化の重要な兆候が見られている」との言葉を信じたくはありますが、金利の急上昇で保有債券の価格が急落して含み損を抱えた銀行は他にもありそうです。ちょっとした噂をきっかけに急激な預金流出が起きる環境だけに、気を許すのは未だ 難しそう (・_・;