「ChatGPT一強」とは限らない?最新AI業界地図
コメント
注目のコメント
大変価値ある記事中の図、さぞ作るのが大変だっただろうと想像してしまいました…
大変さを感じた一つは、日次に起きる技術革新を正確にキャッチアップし、どのタイミングで切るかです。例えばAmazonの開発プラットフォームBedrockの情報がないほか、Stabilty AIの言語生成モデル StableLMもないため、さすがに断念されたのかなと思慮しています…。
もう一つは「生成AI開発」でまとめることの難しさです。もう一段粒度を落とすと、「AIモデル開発」と「AIサービス開発」になり、例えば、OpenAIはGPTでモデルを、ChatGPTでサービス開発をしている一方、MicrosoftはBingのサービス開発のみしているなど、また分類が変わってきてしまいます…。
さらにもう一つは、そもそもの図のテーマです。LLM(大規模言語モデル)の図とするか、生成AIの図とするかで内容は変わりますし、記事では結果として後者になり、Stable Difftsionなどの画像生成が入っていますが、動画生成や音声生成のカバーまでは難しいか、とやや惜しまれるところも…
それだけの苦労と決断が詰まっていることが想像でき、こうした勢力図も少ない中では、鳥瞰図として大変価値あるものです。私自身もこれを情報整理のベースにさせていただく所存です。このマップに追加すべきステークホルダーは、AIに必要なの学習データを保有している会社/プレイヤーです。
例えば、弊社(https://www.oyraa.com) 。アプリで通訳者をすぐに呼び出せるサービスを提供しながら、音声データを集めています。自然会話のデータですので、
- コーパスデータ(言語)(特に希少言語同士(日本語<>ベトナム語))
- 多様なアクセントと方言データ
- 自然な会話のデータ
- 専門分野データ(医療や法律など)
- 複数話者データ
などが入っている貴重なデータを集めているので、これをAIに学習させることでAIの性能性を上げることできます。
こんなプレイヤーも入れて欲しかったです。大規模言語モデル周りの業界地図。どれも気にはなりますが、やはりChatGPTは頭一つ抜け出している感があります。
この地図からは分かりづらいですが、軽量モデル、業界特化モデル、オープンソースモデルが注目すべき次のトレンドでしょうか。