マスク氏注目の省エネ暖房「ヒートポンプ」、日本勢が欧州で攻勢
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欧州の拠点を置くベルギーでダイキンさんは駐在員もかなり増えていましたね。ヒートポンプの需要は急増していますが、欧州北部は温暖化の影響で夏場は耐えられない暑さになります。これらの地域ではエアコン普及率が低いので、エアコン需要も急速に拡大しており、欧州市場ではまだまだ成長が見込めそうです。
車はあれだけEV進めてるのに、暖房は燃焼暖房がメインだなんて謎ですね(笑)。ヒートポンプエアコンは最近の新技術でもなんでもないのに。EV普及がいかに政治的かということですね
欧州というと比較的成熟市場の印象もあります。
ただし、2000年代はじめまでは、空調市場はほとんどといっていいほどなかったはずです。ガス燃焼暖房が中心だったので。
しかし今は、中国や東南アジア、インドがかすむほどの有望な急成長市場です。
第一に、2004年前後の熱波によって、空調(エアコン)の普及が加速しました。
そして、今ではEUにおいて、ヒートポンプが再生可能エネルギーと位置付けられ、ロシア産のエネルギー調達も課題となったことで、設置補助金を設けるようになりました。
以下、ヒートポンプの説明
日本でおなじみの「エコキュート」と同様に、室内と室外で「熱交換」によってお湯を作り、お湯を床下に張り巡らして床暖房にする。
ヨーロッパで主流だったガス燃焼で室内を暖める方式より、エネルギー効率が数倍高い。
ロシア産化石燃料から脱却する狙いも加わり、各国がヒートポンプ暖房の導入支援策を導入。この2年で需要が年率30~40%急増している。
ダイキン、パナソニック、三菱電機が欧州市場の獲得に向けて攻勢をかけています。
ちなみに、ダイキンは欧州市場をヒートポンプで塗り替えるために、いわゆるロビー活動に力を入れてきました。ルールメイキングが奏功した側面もあるようです。