住友商事、昆虫飼料事業に参入 年内に国内販売開始
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今後の脱炭素社会と持続可能な環境作りには、昆虫の活用は必須だと思います。
そんな中で、日本での独占販売権を取得した住友商事には今後の大きな成長につながる可能性もありそうですね。
確かあの有名な投資家のウォーレン・バフェット氏が株を購入したことが話題になったと思いますが、昆虫飼料の事業が軌道に乗れば、さらなる株価の上昇を見込めるのではないかな。
注目のコメント
insect-material sector expertでもある私は、これをコオロギでやろうと、超巨大な繁殖設備のFSしたことがあったんですが、コストが2桁くらい合わなくて断念しました。アメリカミズアブはもっと生産性が高いので、それならもしかしたら行けるかも知れません。
コオロギの強みは、生産コストよりも生きた幼齢期が高く売れる事じゃないかなと思いますので、こうした量産系に必ずしも強くないんですよね。
追記
コオロギのプリン体がバチクソ多いという話は、古い論文のデータを元に出回ったもので、コオロギを食べさせられるのではないかと反感を持っている人達が広めたデマみたいなものだと思います。
最新の、M. Sabolová等(2022)の論文では、乾燥重量あたり528 mg/100gと、一般的な食肉(鶏むね、豚ロース、牛もも)の361-553 mg/100g とあまり変わらない値で、乾燥する前であれば元の水分含有率を70%として、227 mg/100gなので、むしろ普通の肉より少ないことになりそうです。
https://www.wageningenacademic.com/doi/10.3920/JIFF2022.0011
ただ、甲殻類アレルギーは普通にあります。
ミズアブはただオカラの中にぶち込んで温度管理するだけなので、飼育自体に殆ど人手は要りません。成虫から卵を取るプロセスの方が大変でしょう。コオロギ飼育も育成には殆ど手間はかかりません。エビもかなり効率よく育てられますが、飼育密度とスピード、水の消費量の小ささは昆虫の方が圧倒的だと思います。ここ数年、YouTubeなどで食糧持たずに無人地帯を生き抜くリアルなサバイバル動画が面白い。
そこで必ずといっていいほど食糧として利用されるのが虫。見ていると、バッタ系は焼くと「エビの味」で美味いと皆言う。脊椎を持たない外骨格で身体を支える甲殻類の仲間で、おそらく構成物質がエビににて似ているのでしょう。(よくよく見れば、エビカニだって虫っぽい)
個人的には甲殻類の代替食糧として普及可能ではないかと思います。『食糧』なんて大それた位置付けではなく「好きな人だけ食べればいい『食材』」として扱えばいいだけのことに感じます。
ただ、水中で大量養殖できるエビより、飼育ケースで人の手間が多い昆虫が生産コスト良くなるとは思えません。
そういった、生産コストや新たな製造ライン構築の環境負荷まで考えると昆虫食ってどれだけ人類にメリットあるのか不明です。
その辺の製造ライン新規構築まで考慮した環境負荷を計算した正しい情報が知りたいですね。