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航空業界が直面する飛行機雲問題、容易に解決できる可能性も

CNN.co.jp
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  • 国内航空会社 気象予報士

    飛行機雲が温暖化とはにわかには理解できない話かと思いますが、雲が地球全体の気候を左右する重要なファクターであるという事実をよく示しているということになります。雲は地球温暖化に対してプラスにもマイナスにも作用する要素があり、夜間の放射冷却を途中でカットしてしまうので地球が暖まるという効果と、日中の太陽光線をカットすることで地球に熱がやってこなくなるという効果の二つが主なものとして挙げられます。たかが放射冷却がカットされる程度、と前者のほうが効果が小さいような気にもなりますが、実は地球全体からの放射エネルギーという意味では地球が太陽から受けるエネルギー量よりも多いくらいで、そのためこれが雲によってカットされると、地球全体が暖まってしまうということになります。
    過去20年ほどにわたってたびたび話題となってきましたが、2020年にマンチェスターメトロポリタン大学と米大気海洋庁NOAAの共同研究で、航空業界について地球温暖化の原因となる人類の活動全体のおよそ3.5%と見積もられ、さらにそのうち3分の2が飛行機雲などCO2以外の要素で、CO2は3分の1しかないという報告がされています。航空についての脱炭素政策を頑張って推し進めても、航空業界がもたらす温暖化の影響を3分の2にしか減らせないというインパクトをもった内容です。

    確かに飛行機雲が発生しそうな空域については、上空の湿りを参考にするなどしてある程度予想することはできるのですが、その空域を回避するために飛行距離が長くなり、そのためにCO2排出量が増えるというジレンマを抱えることになります。それだけではなく、記事中にもあるように昨今規制が厳しくなったパイロットの勤務時間も長くなるということになり、迂回する距離によっては特定の日に特定の路線が運航できないなどというデメリットが生じる可能性があります。
    最近は飛行機は予め決まった航空路を飛ぶというだけではなく、航空会社が割と自由に経路を設計して飛行してもいいとする空域もあり、そうしたところから飛行機雲ができやすいと見込まれる場所を回避するなどといった工夫の余地はあり、そうした運航の工夫に対してのインセンティブを業界として与えることができれば、割とうまく回る仕組みは作れそうにも思われます。


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    東京大学 大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻 教授

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    NASA Jet Propulsion Laboratory 技術者・作家

    > 航空業界が地球温暖化に与える影響の57%は飛行機雲が原因で、その影響は燃料の燃焼による二酸化炭素(CO2)の排出をはるかに上回ることが明らかになった。

    へーーーー、これは知らんかった。


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