日本のアニメやゲームと協業 AI画像生成の英新興企業
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このStabilityAIのスタンスに加え、先日のOpenAIのサム・アルトマンCEO来日の背景にも、間違いなく日本のコンテンツ力と、「機械学習パラダイス」とも言われる著作権周りの規制の緩さが関係しています。
日本は、良質なコンテンツが数多くあることに加え、商用まで含んで機械学習用のデータに対する規制が諸外国に比べるとかなり寛大で、大規模な量のデータを必要とする生成AI各社にとってはかなり"おいしい"マーケットと位置付けられます。
著作権をどう守るかという議論はありつつ、日本政府としてはこの追い風を活かし、国内産業の成長に活かしていく機会を創出していくことが重要なタイミングにあります。
日本は4月末に行われるG7の議長国でもあり、その場でAIの国際ルール作りも採択されることになりました。ここが生成 AIの世界的な潮流に乗れるかどうかの大切な潮目になりそうです。日本はIP力・コンテンツ生産力をAI時代に活かすスタンスで、AIが学習しやすい著作権制度も敷いてきました。ただコンテンツ産業側がそれをビジネスとして活かす勝ち筋は見えておらず、逆にコンテンツを利用されるだけ懸念が持ち上がっています。今日開かれる政府・知財本部の会議でも議論になりますし、月末から来月にかけて日本で開かれるG7でも議案になります。
特にイラストレーター界隈ではAIへの嫌悪が顕著。
個々の表現技巧こそがこれまで優位性の源泉だったのにそれが脅かされるのだから、正常な防衛機制ともとれる。
しかし、安易に環境の変化を拒絶すると取り残されてしまうだろう。イノベーションのジレンマを思い起こさせる。
表面的な技巧の奥にある、新しいものを作り出す力が求められる。