ANRIが自社の投資指針「Investment Policy」を公開したワケ
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注目のコメント
弊社も中路さんに投資いただいています。ANRIさんは起業家に親身に向き合ってくださる会社だと感じます。例えば、私は昨年結婚したのですが、ANRIさんから結婚祝金が出ました。出産した先輩起業家にもプレゼントがあったそうです。オフィスの体験設計から、こちらの記事のようなポリシーから、細かい気遣いまでよく考えられていると感じます。また、私もシード調達時点で株式の種類など一切わからなかったので、スタンスを提示することは非常に大切だと思っています。これからもお世話になります。
買取請求権はしばしば話題に上がりますね。
昔はひどいトリガーもあったようですが、最近のトリガーは主に表面保証違反や契約違反があった時に限定されているケースが多く、真摯に遂行していればまず発動することはないものと思われます。
ただし、依然として投資家優位な条項であることは変わりありません。
投資家としては、そういった表面保証違反を防ぐ目的で入れたいわけですが、こちらは損害賠償や補償の問題として金銭的補償を求める条項は別で入れているわけなので、そちらでカバーされればよいと整理することもできます。
なお、アメリカではこの条項が入れられることはほとんどありません。
理由としては、
•起業サイクルが早くシリアルアントレプレナーも多い
•仮に契約違反をして投資家に損害を与えようものなら、その情報はネットワーク内で共有され、次の起業にマイナスの影響があるだろうと予想される
•そのため、この事項がなくても契約を遵守するインセンティブが強い
からだと言われています。ANRIがInvestment Policyを公開。これまでもJ-KISS(Convertible Equityの投資契約書雛形)のように、投資契約書の雛形がオープンにされていたり、ニッセイキャピタルの50Mのような条件を明示した投資プログラムが出たりと業界内の不透明性の解消が進んでいましたが、ポリシーを公開する事例は初ではないでしょうか。