クレベリン広告表示に「根拠なし」、大幸薬品に6億円超の課徴金命令…「景表法」で過去最高
読売新聞
290Picks
コメント
注目のコメント
新型コロナウイルスが流行したと同時に、こういった空気中に浮遊する菌やウイルスに効くという製品が一気に増えました。いずれも医学的に効果があるレベルでの根拠が示されていないものの、世の中に漫然と流通しているのが事実です。
基本的に、空気中のウイルスや菌を除去するという謳い文句の製品は根拠に乏しいと考えて良いかと思います。混入されている成分によっては体に害をなす可能性もありますので、こういった製品に頼るのではなく、換気を心掛けましょう。
空気は換気で何とかして、マスクをして、アルコールで手指衛生をするのが基本です。除菌商品に携わっていた経験がありますが、難易度の高い空間除菌の効果を謳うためにナーバスに第三者機関での試験を重ね、訴求表現にも注意を払っているのに、本商品はあれだけ小さく安価な商品で広範囲の除菌を大々的に訴求していました。
私は除菌商品を選ぶ際は、すぐに除菌効果の根拠となる実験結果に目がいきます。(小さな注釈文字なので読まれている方はごく一部と思います…)
広いリビング空間の写真を使って訴求されていても、実験空間は小さな箱だったりすることもよくあります。ご注意ください…!故意かどうかはもはや見えない部分ですが、同法において過去最高という課徴金額が、その悪質性を物語っています。
直近では回転寿司チェーンでも優良誤認を招く不当表示が行われていたことが取り沙汰されています。
企業単体の体質も問われる一方で、消費者を騙してまでの成長を目指さざるを得ない今の市場のあり方、さらにそもそもの「成長」の意味を問うべき状況にあるように感じます。