【深刻】なぜ若者は「働きやすい職場」を捨てるのか?
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自分の経験の話です。
私が以前勤めていた「博展」は、Openworkさんの広告/PR業界の統計で、「20代の成長環境ランキング:6位(スコア4.74)」と高い水準の企業でした。
20代に過ごしていた自分としてもそれに違和感はなく、なぜだろうと考えましたが、恐らく「打席に立たせてもらえる機会が多い」ことが理由だと思います。
社会人経験がない新卒の若手でも、いわゆるクライアントワークの最前線に立ちます。お客さんへの納品物のハンドリングを一挙に担うこともあります。
≒現場に狩り出され、責任を与えてもらえるのです。
これを「裁量があって良いな」と思うか「責任の負えない若い子に任せるなんてブラックだ」と思うかは人それぞれだと思います。
そういう物の感じ方の差も根底あると思いますし、本記事のような動向もあるので、「ホワイト企業」が持て囃されるのは、少し古い考えなのかもしれないですね。
注目のコメント
「不満はないのですが、不安だから辞めます」という若手の方は本当に増えています。OpenWorkに投稿されるクチコミを見ても、「退職検討理由」として投稿されるクチコミに「将来への不安」をあげる方が増えています。
また、当社に投稿される社員クチコミの中で、この10年で唯一評価が下がっている項目があります。それは「20代の成長環境」です。働き方改革の効果で、その他の指標は概ね改善されていますが、「20代の成長環境」はこの10年、日本においては失われてしまったようです。
そのような環境を放置しておくと、若手の皆さまは「不満はないけど、不安だから辞めます」となってしまうのでしょう。
ちなみに「20代の成長環境」の評価が高い会社でよく投稿される社員クチコミの単語は、「挑戦機会」「適切な評価」「フィードバック」「学習環境」などでした。働きやすい職場を維持しつつ、育成機会・評価を改善することが求められていそうです。さんざん雇用流動化すべしだ若者の大企業安定志向がよく無いだ喧伝しておきながら、今度はたかだか2割の三年未満離職率が6%増えただけで「深刻」と評する事にかなりの違和感を抱いた。ちなみに諸外国では三年もてば良い方、むしろ「いまだに」7割以上が辞めずにしがみつくのが何故かという議論が普通では。ちなみにその答えはマクロの成長性とミクロの生産性と思料。
これはむしろ顧客に対して古くから言われていたことですが、「顧客ニーズに合わせるのか」それとも「自社の(商品・サービス)が好きになってくれる人を顧客と言うのか」。新入社員に対しても個人的には「当社はこうしていく」という点をはっきり打ち出せず、おたおたしているからその優柔不断さを見透かされ失望される、ことが多いのではと感じます。
ちなみに「社会的経験が多い人」ほど入社後のパフォーマンスが高いデータに関しては、せめてサンプル数(とできれば統計的に有意かどうか)くらいは出して欲しいものです。