「東大生や教員は、生成系AIにどう対応すべきか」東大副学長が声明 「組換えDNA技術に匹敵する変革」
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「同大は今後、生成系AIの活用法や問題点、改善策などについて、学内で議論の機会を設ける」とのこと。
子どもを持つ保護者はどう対応すべきか?
今年のダボス会議での生成AI(ChatGPT)についての討論でもLearnability(ラーナビリティ:新しいスキルを成長させ、変化する環境に素早く適応しようとする意欲と能力)の重要性が語られてます。子どもたちのLearnabilityはもちろんですが、子どもたちのより良い学びの環境を考える上で、保護者のラーナビリティはとても大切だと思います。私たちのコミュニティでもデジタルツールを活用した子育てを通じて保護者の皆様と一緒に学んでいきます!
注目のコメント
非常に共感する部分の多い声明でした。
とくに、「大規模言語モデルに『創発』(能力が突然飛躍的に向上すること)が起きた3原因を考察したり、生成系AIがもたらす様々な社会の変化を先取りし、積極的に良い利用法や新技術、新しい法制度や社会・経済システムなどを見出していくべき」は、強く共感します。
生成AIのみならず、すべてのテクノロジー普及のハイプサイクルとしては、過度な期待と恐れを招く「ピーク期」があり、技術の限界を知る「幻滅期」があり、冷静に用途を見出す「啓蒙期」を経るものと言われています。
AI仕事略奪論などのセンセーショナルな話題にどうしても引っ張られがちでピーク期真っ只中な現状ですが、私たちとしては一刻も早く啓蒙期へと移り、良い利用法を発見し、新システムを見出すことに進歩すべきときだと感じます。
とくに若い年齢層の方々は、生成AIはもちろん、様々なAIテクノロジーが当たり前に存在するwith AI時代をこれから生きることになります。そのためには、大人たちが正しい理解を得て、正しい判断をし、正しい使い方を伝授することを通して、時代に適したスキル・ノウハウを身につけてもらうことが欠かせません。
学生の方々にとってだけでなく、多様なビジネスに関わる多くの大人の方々にとっても重要なメッセージだと思います。ちょうど今年から非常勤講師を務める大学院の講師会が昨日あったのですが、話題は同じく生成系AIとどう向き合うべきかというテーマに。
個人的には人は「一年くらいやってみないと答えが分からないような変数がめちゃくちゃ多いこと」に取り組む能力にフォーカスすれば良いと思っていて、課題がそうであればAIはツールに使えても部分的な役割しか担えません。つまり手段の一つに貶められます。
「一年くらいやってみないと分からないこと」を半期で評価することは難しいので、教員陣は人生経験に基づいて、リスクを取って良し悪しをジャッジする。半年後に結果が出て、そのジャッジが間違っていることがわかったら、ちゃんと謝る。
そういう緊張関係が必要なのではないかと思います。