楽天銀行が東証上場へ 時価総額3000億円 楽天G保有株売り出し
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東証のページを見たら22日に承認されてましたね。昨年中の上場が噂され、それが延期されたことで楽天グループの格下げ方向になっていましたが、申請期は変更せずに上場承認に至って安心材料。
楽天は、ソフトバンクグループやGMOインターネットグループなどのような親子(孫)上場がたくさんある同業他社と違って、親子上場にはこれまで消極的でした。ですが、楽天グループの現預金4.7兆円のうち、3.7兆円が楽天銀行の預け金ですが、楽天銀行以外では自由に使えません。楽天銀行株の売出しによって初めてキャッシュでのリターンが入ります。元々預金者保護のために完全子会社であってもすべてのグループ取引がアームスレングスで行われていたので、子会社の少数株主保護も容易に対応できる、つまり親子上場に向いているわけです。
楽天銀行そのものを見てみると、負債の7割が普通預金(=資金調達コストがものすごく安い)。資産の内訳のうち大きいものが楽天カードの流動化債権と、他の銀行とは収益構造が異なる。預金残高は19%増、経常収益は15%増(10-12月期、前年同期比)と、成長力もある。想定価格では住信SBIネット銀行とはバリュエーションはそんなに変わらない。
さてRule 144Aのグローバルオファリングなので、海外投資家が、何をCompsとし、どのように評価するのでしょうか。大手:三菱UFJ 10.8兆円、三井住友7.3兆円、みずほ4.7兆円、ゆうちょ4.2兆円
準大手:三井住友トラスト1.7兆円、りそな1.5兆円
SBI0.7兆円
セブン銀行=あおぞら=楽天銀行0.3兆円
地銀・・・・https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202303220765
時価総額で3000億円程度との事で楽天株も騰がってますね。